Webデザイン初心者が仕事で稼ぐために身に着けたいスキルとその勉強方法とは?

この記事の監修者

武田
武田キャリアアドバイザー

埼玉出身。趣味はTwitter更新。特技はこれから活躍するイケメンを見つけること。
総合型の人材紹介会社に入社し、WEBサービス・ゲーム企業を中心に、
職種かかわらずリクルーティングアドバイザーとして約150社の企業の採用支援を行い、約300名の転職に携わりました。
その後採用担当を経て、株式会社エイスリーに入社し、
エンタメ業界で活躍したい志を持った方をHR業界出身の観点で転職サポートさせていただいております!

 

Webデザインの仕事は、企業におけるDXの推進などに伴いますますニーズが高くなってきているため、初心者にも早めのスキルアップが求められることが多いでしょう。この記事では、Webデザイン初心者が仕事で稼ぐために身に着けておきたいスキルや、その勉強方法について解説します。

Webデザインの仕事とは?

Webデザインの仕事とは、英語のdesignの日本語訳である「設計」「意匠」などの意味から、Web上で適切な情報を伝えるための設計を行う仕事のことを指します。

具体的にはWebサイト、HP、Webサービス、Web広告、LPなどのデザインを行います。

レイアウトや使用する画像の作成などのグラフィックデザイン的な要素だけではなく、情報をわかりやすく、また探しやすくするための表現技法である情報アーキテクチャとしての要素も求められることが多いでしょう。

またWebデザイナーの業務範囲は、デザインのみを行う場合もあればプログラミングまで行う場合もあり、会社やプロジェクトによってさまざまであることを覚えておきましょう。

Webデザイン制作の流れ

Webデザイン初心者の人は、まずWebデザイン制作の流れを覚え、それに沿って必要な知識やスキルを身に着けていくのが望ましいでしょう。

Webデザイン制作の一般的な流れは次の通りです。

①企画

クライアントと打ち合わせを行い、Webサイトのコンセプト、使用目的、想定するユーザー層、制作期間などを決めます。

近年は企業の集客で人気の映画やアニメとのコラボ、またオリジナルVTuberの制作など顧客がエンタメを楽しみながら企業との接点を作ることのできる施策が増えているので、そのようなことも意識した企画が提案できるとより喜んでもらえるでしょう。

②設計・デザイン

Webサイトのおおまかなイメージを可視化しクライアントとも共有するため、Webページのレイアウトを簡単に表したワイヤーフレームを作成します。

レイアウトを修正したら、Webサイトの完成図であるデザインカンプをillustratorやPhotoshopを使用して仕上げていくのです。

③制作・コーディング

実際のWebサイトの見た目や中身を制作し、HTMLやCSSといったプログラミング言語を用いて、コンピュータが処理や解釈ができるコードを作成するコーディングという作業を行います。

またJavaScriptというプログラミング言語を使用してWebサイトに動きを出したり、Webアプリやスマホアプリなどを制作したりして利便性を高めるのです。

④公開

制作したWebサイトに不備がないかを確認してからインターネット上に公開します。

Webデザイン初心者が身に着けたい知識・スキル

Webサイト制作の流れを踏まえて、Webデザイン初心者が身に着けておきたい知識やスキルをご紹介します。

プログラミングの知識・スキル

制作・コーディングの段階で必要なプログラミングやそれに使う言語の知識やスキルは、Webデザインを行う上で欠かすことはできません。

現場ではプログラマー、2DCGデザイナー、3DCGデザイナーなどと協力してWebデザインを仕上げていくので、初心者の人はその人たちとの共通言語を持つことを目的にまず勉強を進めるのが良いでしょう。

Webデザイン初心者がまず学んでおきたいプログラミングの内容を4つご紹介します。

HTML

HTMLとはHyperText Markup Languageの略称で、Webサイトの構造を制作するために使用するプログラミング言語です。

具体的には「タグ」という記述方法を使用することで、文字や文章に意味や役割を加えます。

Googlechromeを使用してインターネットを閲覧している場合、そのWebページ上で右クリックをして「ページのソースを表示」が選択すると、HTMLを使用してそのページがどのように構成されているのかを見ることができるので、Webデザイン初心者の人は一度目を通してみましょう。

CSS

CSSとはCascading Style Sheetsの略称で、HTMLで構成したWebページに装飾やデザインなどを加えるために使用するプログラミング言語です。

具体的にはWebページに表示される単語や画像の色・サイズ・レイアウトなどを指定することができます。

Javascript

JavaScriptとは開発当初はWebページに動きをつけるためのプログラミング言語でしたが、現在ではその汎用性の高さからサーバサイド、スマホアプリ、Webアプリ、ゲームなど、ホームページからエンタメまでさまざまな開発に用いられるようになりました。

1995年に開発されてから廃れることなく使われ、現在ではほとんどのWebサイトに取り入れられただけではなく、さらに活用される場所が広がり続けているので、Webデザイン初心者の人は一度勉強すれば長く仕事で使用できるでしょう。

jQuery

jQueryとはWebサイトでよりJavaScriptコードを簡単に記述できるようにするために作られた、JavaScriptライブラリのことです。

ライブラリとはWebデザインをする時に良く使用するプログラムを、プログラミング言語ごとにまとめたファイルのことを指すので、jQueryを使用することでより開発の効率を上げることができるでしょう。

デザインの知識・スキル

設計・デザインの段階で行うレイアウトや配色、フォントといったデザインの基礎はもちろんですが、デザインカンプを作成するために使用するツールの知識やスキルも、Webデザイン初心者の人は身に着けておくのが望ましいでしょう。

Webデザイン初心者の人が勉強しておきたいデザインツールを3つご紹介します。

Photoshop

Photoshopとは高度な補正・編集機能を持ち効率的な作業を目指して開発された、プロフェッショナル仕様の画像編集ツールです。

Webデザインの仕事では主に画像の加工をする段階で使用され、色の補正や見栄えを良くするために用いられることが多いでしょう。

Illustrator

illustratorとはテキストやレイアウトの作成、線や図形を組み合わせたイラストの作成などができるグラフィックデザインツールです。

Webデザインの仕事では、主にバナーやロゴマーク作成などに用いられることが多いでしょう。

XD

XDとはワイヤーフレーム、アニメーション、プロトタイプなどの作成ができるUI/UXデザインツールです。

UIデザインとはユーザーが目にしたり、操作したりするもの全てのデザインをすることで、UXデザインとはユーザーがサービスやシステムを通して得られる経験をデザインすることを指します。

Webデザインの仕事では、主にワイヤーフレームを作成する段階で使用されることが多いでしょう。

Webサイトの知識・スキル

Webデザイン初心者の人は、Webサイトについての知識を持ち、それをWebデザインに活かせるようになることも重要です。

Webデザイン初心者の人が知っておきたいWebサイトの内容を3つご紹介します。

UI/UX

UIデザインとUXデザインの意味を先ほどご紹介しましたが、Webデザインの仕事においてはUIデザインでWebサイトをよりわかりやすく使いやすいものとし、UXデザインでユーザーにどのような体験を与えるかをより戦略的に考えたデザインとすることが重要です。

またUIデザインはUXデザインの1要素なので、UXデザインを改善するにはUIデザインの改善を行う必要があることも理解しておきましょう。

特にエンタメ業界におけるWebデザインでは重要視される要素なので、覚えておくと実務で役立ちます。

SEO

SEOとは「検索エンジン最適化」のことを指し、検索エンジンでWebサイトが検索上位に表示されるための手法のことです。

WebデザインにおいてはHTMLのタグの使い方、リンクの張り方、検索に使用されるキーワードへの対応などを行ってより多くのユーザーに検索されるWebサイトになるよう配慮する必要があります。

レスポンシブデザイン

レスポンシブデザインとはPCやスマホ、タブレット端末などのデバイスの横幅に合わせて自動でデザインを変更してくれる仕組みのことです。

Googleが「スマホファースト」を提唱したり、インターネットをスマホで見るユーザーが増加したりしていることを背景に、レスポンシブデザインの考え方は広まり続けているので、特に企業におけるWebデザインにおいてレスポンシブデザインを意識するのは重要だと言えるでしょう。

Webデザイン初心者におすすめの勉強方法

Webデザイン初心者の人におすすめの勉強方法を2つご紹介します。

本やインターネットを活用し独学する

本やインターネットを上手に活用して独学すれば、初歩的なWebデザインの知識やスキルを身に着け、簡単な案件をクラウドソーシングサイトなどで受注するのは可能です。

どこをゴールとするかによって異なりますが、IT人材の不足を背景にオンラインで無料で学べるWebサイトや独学に合った書籍の発行が増加し、勉強できる環境は以前より整ってきているためです。

初心者の人が独学でWebデザインの勉強を行うメリットは、課題解決能力が高くなることと言えるでしょう。

しかし仲間のいない中モチベーションを維持する難しさから、途中で勉強を投げ出してしまう人も決して少なくないと言えます。

Webデザインのスクールで勉強する

独学での勉強は自分には難しいのではないかと感じるWebデザイン初心者の人も多いでしょう。

そのような人はWebデザインのスクールで勉強することがおすすめです。

Webデザインのスクールではカリキュラムが定められているため、規則正しく順序立てて効率良くWebデザインを学ぶことができるのと、同じスクール生同士が励まし合って勉強を進めることができるので、モチベーションが下がりにくいのがメリットと言えるでしょう。

また現役Webデザイナーから指導を受けられるスクールを選択することで、より実務に合った知識やスキルを身に着けることが可能です。

Webデザイン初心者が学ぶならデジタルハリウッドSTUDIO by LIGがおすすめ

上野・池袋・大宮の3拠点でWeb制作会社LIGが運営するWebクリエイター養成スクールのデジタルハリウッドSTUDIO by LIGでは、Webデザイナー専攻コースを設け、未経験からわずか6か月でWebデザイナーとして就職・独立できるようサポートを行っています。

Webデザイナー専攻コースは映像教材を使用したオンライン授業と個別指導を併用した学習スタイルのため、自分のペースで勉強ができる上、現役のクリエイターが教室内に常駐していて随時質問を受け付けていることで不明点をすぐに解決できるのです。

またオンラインだけでは不安だという人のために予約すれば教室で学ぶことも可能で、併設しているコワーキングスペース「いいオフィス」で無料で自習できる体制も整えてあるので、「学びたい時に」「学びたいだけ」勉強することのできる環境と言えるでしょう。

Webデザイナーは一般企業だけではなく、音楽、アニメ、イベント等を扱うエンタメ業界でも幅広く活躍できるので、知識を身に着けることで就職や転職の機会を広げることにもつながります。

STUDIO by LIGのホームページから資料請求や個別説明会の予約をすることができるため、興味のある人はまずホームページを確認してみることをおすすめします。

参照元:デジタルハリウッドSTUDIO by LIGホームページ

まとめ

Webデザイナー初心者はまずWebデザインの仕事の流れである企画、設計・デザイン、制作・コーディング、公開それぞれについて理解し、それに沿った知識やスキルを身に着けていくことが大切だとわかりました。

独学でも勉強できる環境は整えられていますが、より現場に合った技術や現役Webデザイナーの話も聴きたい人はスクールも活用し、自分に合った方法で知識やスキルを習得していってください。