広告業界の仕事の種類を役割や特徴と併せて解説

広告の仕事に携わることができる企業の種類と特徴

インターネットの普及により、ますます注目されている広告業界。

就職をするにあたって知っておく必要がある、企業の種類とその特徴について解説します。

総合広告代理店

幅広いメディアを取り扱っていることから、様々なクライアントの希望に合った広告を出稿することができるのが、総合広告代理店です。ジャンルを問わず、豊富な実績に基づくノウハウを蓄積しているため、クライアントの意向に沿うことはもちろん、商品やサービスのプロモーションごとに、有効な方法を提案できる強みを持っています。

専門広告代理店会社

専門広告代理店は、特定の広告媒体に特化した広告代理店です。特定の広告媒体の枠を販売するための営業活動を行っているため、条件が合う場合には、総合広告代理店よりも安価に広告を出稿することができます。

一方で、専門広告代理店は特定のメディアの広告枠に依存するため、プロモーションの企画運営を担ったり、メディアミックス型の広告を出稿するとができません。そのため、自社内に広告に関するノウハウを持たない企業が、依頼をしてしまうと十分な費用帯効果が得られないこともあります。

アドネットワーク事業者

アドネットワーク事業者とは、WEB上のさまざまな広告枠に対して一括で広告を配信する事業者のことをいいます。

広告主は、アドネットワークを活用することで掲載先の媒体を選定したり、大量の広告掲載依頼をしなければならなかったりする問題が解消され、一方で媒体側も、広告主に対する細かい交渉や営業活動、広告の効果測定を行う必要がなくなりました。

ハウスエージェンシー

ハウスエージェンシーとは、広告主専属の広告代理店をさします。例えば、親会社の広告代理業を、独立した広告宣伝部が行うような形がこれにあたります。

子会社が発注先となり、独占的にプロモーションを担当するため、企業の事業内容のみならず、ブランディングも熟知しているケースが多く、安心して任せられる点にメリットがあるといえます。

 

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広告の仕事にかかわる主な職種と仕事内容

広告に携わることのできる企業の種類について解説しましたが、それぞれの企業には、さまざまな職種が活躍しています。それぞれの職種の仕事内容と特徴について解説します。

営業

広告業界における営業職は、広告主となるクライアントに対して、メディアにおける広告枠の提案や営業を行うのが主な仕事です。広告主が抱えている課題や、ニーズを汲み取り、クライアントにとって最適な提案をすることが求められます。円滑なやりとりができるコミュニケーション能力が求められます。

プロデューサー

WEB上のコンテンツを作る際に予算やスケジュールの管理をしながら、プロジェクト全体を指揮する役割を担うのがプロデューサーです。

クライアントへのヒアリングを行い、それに基づいた企画書の制作および提案なども担当するため、クリエイティブのスタッフの中でも、営業に近いポジションで仕事できる魅力があります。

ディレクターなど制作現場の実務経験を積んだ先のキャリアとしてプロデューサーが位置づけられていることが一般的です。

クリエイティブディレクター

クライアントのブランディングなどを踏まえ、広告のクリエイティブにかかわる取りまとめを担うのがクリエイティブディレクターです。

プロデューサーがプロジェクトの全体を統括するのに対し、クリエイティブディレクターは、制作部門ごとに配置されます。コピーライターやアートディレクターなど、制作現場で実務経験を積んでからキャリアアップするケースが一般的です。

アカウントプランナー

広告枠の営業活動を行う広告営業に対し、広告の企画営業を行うのがアカウントプランナーです。ターゲットに対する広告の内容を提案したり、市場の動向を掴むためのマーケティングリサーチを行ったりすることで、クライアントが抱える課題を解決することを目的としている職種です。

WEB業界のアカウントプランナーは特に、新卒・未経験者でも就くことのできる職種で、法人営業の経験があれば、それを活かした活躍ができます。

アートディレクター

広告のビジュアルデザインの制作指揮を執る責任者を担うのがアートディレクターです。

クライアントの要望を実現するために、デザイナーやコピーライターと協働しながら、制作を進めます。

クライアントとの打ち合わせに始まり、制作スタッフの選定、デザインの決定、制作進捗の確認に至るまで、総合的に監督します。デザインセンスはもちろん、メンバーを総括するためのコミュニケーション能力も求められるため、未経験者がいきなり就くのは難しい職種です。

CGデザイナー

CGデザイナーは、CGクリエイターとも呼ばれ、コンピュターグラフィック(CG)を用いて現実では表現できない世界観を伝えたり、反対にまるで現実かのような世界を制作したりするグラフィックに特化したデザイナーを指します。

近年、広告業界のみならずゲーム業界や映画界など、さまざまなシーンでCGデザイナーが活躍しています。CG クリエイター検定をはじめ、様々な資格があるため、実務スキルを明確にすることができます。

映像編集

映像を使用したクリエイティブを行うとき、映像編集の存在は必要不可欠です。

企画の意図に沿って、撮影された映像素材を決められた時間内に収まるよう編集するのが主な仕事です。

映像素材の取捨選択におけるセンスが問われることはもちろん、消費者からの興味関心を引くための見せ方を追求していく姿勢が重要です。近年では、YouTubeの普及などにより映像編集に求められる技量も年々向上しているため、編集の技術のみならず、クライアントの意向を引き出すコミュニケーション能力や、制作スタッフを率いることのできるマネジメント能力も身につけられると良いでしょう。

プロダクションマネージャー

主にCM制作で、広告の質を左右する制作会社の顔ともいえる職業が、プロダクションマネージャーです。制作における企画の段取りから撮影、仕上げに至るまで統括を行います。

プロデューサーの働き方と異なる点として、制作現場に出て直接的に指示を出すことが挙げられます。ディレクターほど細部の指示までは行いませんが、撮影の背景や演出に関する決定権を持っています。CM制作が滞りなく進行するよう、進捗管理、リスク管理を行うポジションです。

PRプランナー

PRプランナーは、自社がプロモーションする商材をメディアに取り上げてもらい、認知度の向上やブランドの価値向上を目指す宣伝広報のような役割を担っています。

プロモーションの方針に合わせて、どのような形で取り上げてもらい、消費者に周知をしていけば効果的かを考え、そのプランを作成します。

システムエンジニア

商材やサービスのプロモーションは、企画や制作だけで実現することができません。

WEBページの設計、構築、そして運用を担当するシステムエンジニアの役割が必要不可欠です。

営業職・企画職からヒアリングした内容を基に、システムの設計を行い、プログラミングによってWEBページ上に実現します。消費者がよりWEBページを使いやすくするための、運用や、トラブルが起きたときの対応も行うため、プログラミング等に関する深い知識が求められます。

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