アートディレクターとはどんな仕事?活躍する業界から具体的な仕事内容までご紹介!
目次
アートディレクターとはどんな仕事?
まずは、アートディレクターの仕事内容について見ていきましょう。会社によって差異がありますが、主な業務内容をピックアップしました。比較的小規模な会社だと、下記業務に加えて、実際のデザイン業務も兼任することが多い傾向です。
デザイン関連の制作責任者
デザインに関する制作業務において、責任者としての役割を担うのがアートディレクターです。
まずは、どのようなデザインにするのかをクライアントと折衝し、方向性を決めていきます。ここでデザインの納期や、予算についてもすり合わせ・交渉をすることが多いので、高い対人折衝力が求められるポジションです。
また、現場感覚を知らないと、納期について見誤ってしまったり、人件費も含む予算交渉で失敗してしまったりしますので、クライアントと制作陣、両方の視点を持ち合わせている必要があります。
制作のディレクション
上記で固めた予算や納期に従って、デザイナーや関連部門へ指示出しを行う、ディレクション業務もアートディレクターの仕事です。
各ポジションごとに、求められる役割や担当工程が異なる場合もありますので、それぞれに適切な指示を出さなければいけません。
また、外部の制作会社や派遣スタッフ・業務委託といった、プロジェクト単位でしか関わらないスタッフと仕事をすることもあります。そうした案件では、各スタッフとしっかりコミュニケーションを取って、仕事の進め方に齟齬が出ないように工夫する必要があるでしょう。
人件費や制作費、納期などの管理
決められた予算の中で、人件費や制作に掛かる費用などを割り振り、赤字にならないように管理を行うのもアートディレクターの仕事です。
納期から逆算して、どの時点でどれだけ制作が進んでいなければいけないのか、もし遅れが出た場合にはどうやって調整をするのかを考えて、進捗の管理も行わなければいけません。
例えば、遅れをカバーする際に、新しくスタッフを雇うことになれば、余計な人件費がかかってしまいます。あるいはスタッフが残業をして遅れを取り戻すなら、その分の残業代も人件費に含まれるでしょう。
ビジネスとして制作業務を行う以上、予算内で制作をすることは必須ですので、進捗管理とコスト管理は、アートディレクターにとって非常に重要な仕事のひとつとなります。
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アートディレクターの活躍する業界・企業
アートディレクターの仕事内容は、上記で紹介した通り多岐に渡りますが、活躍する業界・企業についても同様です。そのため、特に中心となる活躍業界・企業をピックアップします。
広告代理店などの広告業界
広告代理店をはじめとした広告業界では、看板広告からWEB広告・紙面での広告など、デザインに関連する仕事が数多いです。そのため、クライアントの要望・イメージを形にして、進捗管理やディレクションを行うアートディレクターが多く活躍しています。
アートディレクターとしてポジションが確立していることもあれば、営業が兼任することもありますので、会社によって業務範囲が違うことに注意しましょう。
出版社などの印刷業界
広告業界と同じく、印刷業界もデザインと非常に密接です。雑誌やポスター・チラシなど、デザインが関わる仕事が多いことに加えて、印刷業務だけでなく、外部からデザイン業務を請け負っていることもあります。
そのため、デザイナーがアートディレクターを兼任していたり、アートディレクターとして外部のデザイン会社へのディレクションを行ったりすることが多いです。
デザイン事務所
クライアントからデザインの仕事を請けているデザイン事務所でも、アートディレクターが活躍しています。この場合は、自社のデザイナーと仕事をすることがほとんどです。
また、クライアントとの納期・予算の交渉が重要な役割となるため、営業職とアートディレクターを兼任するケースも珍しくありません。あるいは、デザイナーとアートディレクターを兼任するケースも多いので、大きなデザイン事務所でない限りは、何かしらのポジションと兼任することになると考えておきましょう。
企業の企画・販促部門
事業会社の企画・販促部門では、プロモーションや販促活動に、デザイン制作が求められることが多いです。そのため、アートディレクターとして、外部のデザイン事務所や広告代理店と折衝し、デザインの方向性や予算・納期について決定する仕事が発生します。
この場合は、アートディレクターというポジションではなく、企画職やプロモーターとして採用されることがほとんどです。そのためアートディレクターの仕事が「業務の一部に含まれる」と考えましょう。
アートディレクターになるための方法は?
アートディレクターの仕事内容や、活躍業界・企業についてお伝えしましたが、実際にどのようにすればアートディレクターになることが出来るのでしょうか?主に下記2つの方法となりますので、アートディレクターを目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
デザイナーからキャリアアップ
通常の流れとしては、デザイナーとして経験を積み、キャリアアップとしてアートディレクターとなることがほとんどです。なぜなら、アートディレクターの仕事内容から考えると、現場でのリアルな経験や、デザイナー目線での考え方が重要になるからです。
案件ごとに、どれくらいの人材・納期・予算が必要なのか、トラブルや遅延が発生した場合にどう対処したらよいのかを考えるには、デザイナーとしての経験が必要不可欠となります。
そのため、アートディレクターとして活躍したい場合は、まずデザイナーとして実績を積むことを目指してみましょう。
企画・販促部門へ転職
デザイン制作に直接関わることは難しいですが、デザインの方向性を決めたり、デザイナーとの折衝をするなら、企画・販促の部門へ転職するのも手です。デザイナーからのキャリアアップと比べると、クリエイティブさは薄くなってしまいますが、プロモーション寄りの仕事をしたいならぴったりのポジションとなります。
ただ全くの未経験からだと企画への転職は厳しいことが多いので、提案要素のある営業職(特に法人向け)の経験を積んで、キャリアステップを踏むことをおすすめします。
広告業界やデザイン事務所などの営業はもちろん、WEBサイト制作やプロモーション企画などの営業職を経験すると、企画・販促部門へ転職しやすいでしょう。
なぜなら、こうした仕事では、クライアントと折衝をしたり、デザイナーや外部のスタッフとコミュニケーションを取ったり、ディレクションを任されたりすることが多いので、業務内容が非常に似ているのです。
上記のような経験を積むことで、転職活動においても即戦力として認められやすくなります。
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