企業が行うYouTube事業とは?内容から関わる職種まで詳しく解説

企業が行うYouTube事業の種類とは?

企業が行うYouTube事業にはどのような種類があるのでしょうか。

4つご紹介します。

YouTube動画事業

YouTube動画事業とは、自社でYouTubeチャンネルを運営して収益化し、グッズ販売やイベント運営なども行って、そのチャンネルのファンを増やしていくことを指します。

1つのチャンネルを運営して成功した後、その運営のノウハウを活かして少しずつYouTubeチャンネルを新しく開設して増加させていくのです。

YouTubeのトレンドに乗ることができたチャンネルは、大きく成長するため、人手も常に不足しがちな傾向にあると言えるでしょう。

他社との協業で、YouTubeチャンネルを運営する場合もあるため、転職者にとっては、あまり会社にとらわれずにYouTubeチャンネルを運営するための、ノウハウを身に着けることができるのも魅力的です。

YouTuber事務所

YouTube事務所とは、タレントが所属する芸能事務所のように、YouTuberが所属してマネジメントを行ってもらう事務所のことです。

YouTube事務所では、YouTuberから収益の一部を受け取る代わりに、YouTuberのマネジメントだけではなく、企業案件の営業代行、事務作業の代行、収益拡大のためのサポートなども行います。

もちろんそのYouTuberのファンのために、イベントを企画、運営したり、グッズを作成して、販売したりするのも大切な仕事です。

近年、インフルエンサー事務所とともに、YouTuber事務所は増加傾向にあり、大手、中規模、小規模とさまざまな事務所があるので、転職者にとっては、自分のやりたい仕事の選択肢が幅広くなることがメリットと言えるでしょう。

YouTubeチャンネルのコンサルティング

YouTubeチャンネルのコンサルティング事業とは、企業や個人が、YouTubeチャンネルを開設した後、スムーズな運営や集客をサポートする事業です。

YouTubeチャンネルのコンサルティング事業は、そのサポート内容に応じて、3つに分類されます。

①総合コンサルティング

YouTubeチャンネルを開設したい企業や、個人に対して、企画・制作・運用・分析までをワンストップでサポートする、コンサルティング事業のことです。

1000社以上のコンサルティングを行った実績のある大きな企業から、小回りの利く小規模な企業でも行っている事業のため、サービス内容や、価格などの選択肢が幅広いのが特徴的と言えるでしょう。

転職者にとっては、Webマーケティングや、営業経験などを活かせるでしょう。

②運営コンサルティング

総合コンサルティングとは異なり、継続的、または単発で運用のアドバイスや、動画編集・撮影補助などのオペレーションのサポートを行う事業です。

コンサルティングも含まれますが、オペレーションの初心者向けのサービスが多いでしょう。

動画編集や、撮影などを自分でも趣味で手掛けていた転職者にとっては、馴染みやすい環境と言えるでしょう。

③集客コンサルティング

企業や個人のYoutubeチャンネルもおける、コンセプト設計や、VSEO対策などの集客に重きを置いたコンサルティングを行う事業です。

YouTubeチャンネルのコンセプト設計や、YouTubeのSEO対策と呼ばれるVSEO対策については、最新の動画マーケティングの知識を必要とするため、YouTubeチャンネルを開設したばかりの初心者が行うには、少し難しい内容と言えるでしょう。

そのため、効率の良い集客のノウハウを持つ、集客コンサルティング事業へのニーズが高まっているのです。

動画マーケティングに詳しい転職者は、自分の経験をすぐに発揮できるでしょう。

YouTube動画制作代行

YouTube動画制作代行とは、社内にYouTubeチャンネルの制作や、運用のノウハウを持たない企業に対して、YouTubeチャンネルの開設・制作・運用を代行する事業です。

コンサルティングの場合は、実務を行うのは企業や個人で、スムーズに運営するためのサポートを行うのですが、動画制作代行の場合は、それらが全て外注されます。

YouTubeチャンネルの制作に深く関わりたい転職者にとっては、ぴったりな職場と言えるでしょう。

 

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YouTube事業に関わる職種について

企業のYouTube事業に関わる職種には、どのようなものがあるのでしょうか。

5つご紹介します。

Webマーケター

Webマーケターとは、Webマーケティングの仕事をする人を指します。

具体的には、Web広告を利用した宣伝活動、Webを活用した市場調査、売りたい商品やサービスを、効率的に販売するためのマーケティング戦略の立案などを行うのです。

身に着けておきたい知識としてはSEO対策(検索エンジン最適化)、VSEO対策、リスティング広告の運用、SNSマーケティング、インフルエンサーマーケティングなどが挙げられます。

YouTubeを、広告やマーケティングの媒体として捉え、それを活用して、自分の好きな商品や、サービスを売るのに貢献したい人に向いていると言えるでしょう。

Google広告の認定資格などを取得しておくと、Webマーケターとして転職する際に有利になります。

 

動画編集者

動画編集者とは、YouTubeの動画を制作する過程において、撮影素材の中から適切なものを抜き出して、ストーリー性を与える仕事をする人です。

具体的にはカット、テロップ挿入、効果音やBGMの挿入、カラーグレーディング(映像の色味を調整すること)、ノイズ除去、音響効果を高めるなどの作業を行います。

最近は、Adobeの「Premiere Pro」や、Appleの「Final Cut Pro」などを用いて、趣味で動画編集を行う人の数が増えてきました。

そのため、企業に所属せず、フリーランスとして動画編集者を行っている人も増えてきているのが現状です。

YouTuberが撮影してきた動画素材を、自分の手でより視聴者にとってわかりやすく楽しいものにしたい人には、動画編集者への転職をおすすめします。

システムエンジニア

システムエンジニアの仕事は、クライアントにヒアリングを行い、それに基づいてシステムの設計・開発・テストを行う人のことです。

YouTubeチャンネルに限った話ではありませんが、Webに関わるクリエイティブには、システムエンジニアが不可欠です。

なぜなら、アプリ1つを開発しようと思っても、システムエンジニアの人がいなければ、そのアイデアを形にすることはできないのです。

慢性的な人材不足の職種であるため、転職者の人は、基本情報技術者試験や、ネットワークスペシャリスト試験などを受験して資格を取り、YouTube事業に関わるシステムエンジニアを目指してみるのもよいでしょう。

チームで仕事をするため、プログラマーに正確に指示を伝えるコミュニケーション能力や、進行管理を適切に行うことのできる、マネジメント能力に長けている人は、システムエンジニアとしていっそう重宝されます。

Webデザイナー

Webデザイナーとは、企業や個人のクライアントから依頼されたWebサイトのデザインを担当する人です。

具体的には、Webサイトの構成やレイアウトを決め、「Illustrator」や「Photoshop」などのグラフィックソフトを用いて、Webサイトの配色や、ロゴ・アイコンの配置などをデザインします。

最後に、Webサイトを構成する言語であるHTML、CSS、JavaScriptを使用してコーディングを行うまでが、Webデザイナーの仕事です。

YouTubeチャンネルを運営する場合、流れに応じて都度新しいWebサイトを立ち上げるのはよくあることでしょう。

このような時に、ユーザーが使用しやすく、わかりやすいWebサイトを構築するのがWebデザイナーの役割です。

デザインの仕事でYouTubeの運用に携わりたい転職者はWebデザイナーを目指すのもよいでしょう。

UI/UXデザイナー

UI/UXデザイナーとは、UIデザイナーとUXデザイナーの仕事を両方行う人のことです。

まずUIとは、「User Interface(ユーザーインターフェース)」の頭文字を取った言葉で、ユーザーと商品やサービスとの接点を指します。

UIデザイナーの仕事は、ユーザーと商品やサービスがスムーズにつながるような、使いやすいデザインを行うことです。

WebサイトのUIデザインを行うとすれば、レイアウト、画像、配色、フォントサイズなどを意識して、ユーザーにとってスムーズに動かすことができるようにデザインします。

例えば、最近は、スマホファーストなサイトがユーザーに喜ばれるため、YouTubeの動画を貼り付けたWebサイトをスマホで見たとしても、重くならないような配慮が必要だということです。

そしてUXとは、「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の頭文字を取った言葉で、ユーザーが、製品やサービスを使った際に得られる体験を指します。

UXデザイナーの仕事は、ユーザー体験を意識し、使って楽しく心地よいデザインを行うことです。

例えば、Webサイトをデザインする場合、使って満足するだけではなく、成果が上がるデザインを求められるのがUXデザイナーだと言えます。

UIとUXを両方意識したデザインを行うことで、集客をよりスムーズに行うことができます。

自分の持つデザインの力でたくさんのお客様に喜んでもらいたいなら、UI/UXデザイナーを目指してみましょう。

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