【eスポーツに関連する企業と仕事の種類】eスポーツ市場における収益の仕組みについて解説

この記事の監修者

志土地
志土地キャリアアドバイザー

番組制作会社に新卒入社後、リサーチ会社に転職。
長年、テレビ番組などで扱う情報や映像などのリサーチャーとして勤務。
働く中で、エンタメ業界で人材が流動的なのを目の当たりにしたことをきっかけに、
エンタメ業界で働きたい方・業界内の転職を考えている方の転職サポートをしております。

 

2022年のアジア競技大会から正式認定されたeスポーツ。国内でも盛り上がりをみせています。本記事では、eスポーツ市場における収益の仕組みやeスポーツに関連する企業と仕事の種類について解説します。

eスポーツ市場における収益の仕組み

昨今、eスポーツ企業の認知度が向上しています。さらに、2022年のアジア競技大会で、正式認定されたのを受けて、ビジネス効果も期待されています。そこで、eスポーツ市場における収益の仕組みについて解説します。

eスポーツとはゲーム機を使って対戦する競技

eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略で、ゲーム機を使って対戦をする競技のことです。パソコン、スマホ、ゲーム機のいずれかのデバイスと、Wi-Fiなどのインターネット回線、ゲームのアカウントがあれば、誰でもeスポーツを始めることができます。

eスポーツの対象となるジャンルは、以下の7つです。

  • ファーストパーソンシューティング(FPS)
  • サードパーソンシューティング(TPS)
  • マルチプレイヤーオンラインアリーナ(MOBA)
  • コレクタブルカードゲーム(CCG)
  • スポーツゲーム
  • レーシングゲーム
  • 格闘ゲーム

eスポーツは競技なので、対戦相手が必要になります。そのため、対戦相手が存在しないゲームは、競技として成り立ちません。

eスポーツ市場における収益の仕組み

eスポーツの市場規模は、拡大傾向にありますが、どのような収益の仕組みがあるのでしょうか。主な収益は、スポンサー・広告、放映権、グッズ・チケット、著作権許諾の4つによって構成されています。

①スポンサー・広告

まず、eスポーツを支援してくれる企業からの広告料で、多くの収益を上げています。多くの人が、eスポーツをプレイしたり観たりする中で、企業の宣伝をしているのです。eスポーツは、広告料を受け取る対価として、ユニフォームや配信動画などに、企業名やロゴを入れることで、企業やその商品の認知度、知名度を広める手助けをします。

スポンサーになるのは、ゲームやPC関連企業だけではなく、吉本興業をはじめとしたエンタメ業界、スポーツ産業、日本野球機構、自動車や飲料メーカーなどがあり、ビジネスチャンスととらえる動きが活発になってきています。

また、eスポーツには複数のプロチームが誕生しています。こうしたスポンサー契約は、eスポーツ市場において重要な収入源となっているのです。

②放映権

従来のスポーツでは、試合などのイベントをテレビやインターネットで配信する場合に、リーグにお金を支払うことで、テレビ局や動画配信プラットフォームが放映権を購入しています。

例えば、2016年には、Perform Groupが提供するスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」がJリーグと、10年間約2,100億円の放映権契約を締結したことで、J1、J2、J3の全試合がDAZNにより生中継されるようになりました。

eスポーツにおいては、アマゾンが運営するゲーム動画配信プラットフォーム「Twitch」が、9,000万ドルで世界最大eスポーツリーグのオーバーウオッチ・リーグの放映権を購入しました。放映権の収益を各参加チームに還元する仕組みになっています。

日本のeスポーツ市場での放映権による収益はまだまだ低く、放映権料を獲得できているリーグは少ないのが現状です。

③チケット・物販

チケット・物販は、ファンの購入による収益です。ファンが多くなれば、関連グッズやユニフォームなどの販売で増収につながるので、今後のeスポーツ人気の指標になるといえるでしょう。

チケットによる収益は、多くのリーグや大会を無料で見ることができるため、なかなか見込めない状況にあります。

そのような中で、2019年に日本で行われた、賞金総額1億円のeスポーツ大会ツアーでの有料チケットは、3,850円で販売されていました。NTT東日本の子会社、NTTe-Sportsなど6社が2020年10月から、eスポーツのネット配信サービスを有料で始めています。

このような視聴チケットによって、収益を上げる新たな取り組みがされるようになってきました。

④著作権許諾

大会主催者が、ゲームの権利者に対してライセンス料を支払うことで収益につながります。ゲームの配信に関する著作権の問題はいくつかあり、ガイドラインの遵守や、別途の契約が必要になります。。任天堂をはじめとした著作権を保有する企業が、個人および法人に対して、同ガイドラインに従って、任天堂のゲーム著作物を利用した投稿を行うことを許諾しています。

 

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eスポーツ企業における仕事の種類

eスポーツ企業における仕事には、さまざまなものがあります。中でも代表的な仕事についてご紹介します。

プロゲーマー

eスポーツの大会などで、賞金や報酬を得る仕事です。スポンサー契約をしたり、チームに所属して給与を得ることもできます。賞金を得るためには、大会の出場が必要になるため、得意なジャンルに絞って技術を磨くといった、日々の努力が必要になります。

日本には、JeSU(日本eスポーツ連合)が、独自に発行している「日本公認プロライセンス制度」があります。これによって、JeSUの公認する大会でプロとしての出場、JeSU公認の国際大会で日本代表として出場して、賞金を得ることができます。

eスポーツが、2022年アジア競技大会での正式種目に採用されたことも受けて、プロゲーマーが新たな職業として注目されています。

アナリスト

ゲームの特性や対戦チームの情報を収集し、分析して、効率的な戦略立案をする仕事です。チームに所属したり、スポンサーから収入を得ています。

プロゲーマーやチームを勝利に導くために、情報戦略の専門スキルを持ってサポートします。対戦チームの対戦歴や勝率などを調査したり、映像を取り寄せて分析したりします。

その他にも、自チームの戦術や選手の戦績などを分析してコーチをサポートする役割もあり、これからの時代に必要とされる仕事です。

キャスター

eスポーツの大会などで、進行状況を分かりやすく解説して観ている人を楽しませる仕事です。フリーで働いている場合も多く、動画配信会社や大会主催者から収入を得ています。

現在の状況や予測される展開、プロゲーマーの心理などを伝えられると臨場感が増します。ゲーム知識がない人も含めて、すべての人がリアルに楽しめるかどうかは、キャスターの腕にかかっています。

大会会場全体の雰囲気を作り上げるだけでなく、観ている人が「ゲーマーやチームを応援したい」という気持ちにするのも、キャスターとしての仕事といえます。

ライター

eスポーツでは、最新のニュース、大会やイベント情報、ゲーム攻略法など、さまざまな情報が求められています。eスポーツに関する記事を執筆して、興味を持ってもらえるような魅力のある文章で伝える仕事です。

ブログやSNSで情報の発信したり、Webメディアや情報誌などに執筆する形で活躍する人が増えています。多くの人がeスポーツを理解し、ファンを増やしていくためにも、ライターの発信が重要になります。

イベント運営スタッフ

eスポーツの大会や、イベントを企画・運営をサポートする仕事です。企画、宣伝広報、イベント準備、当日の運営などさまざまな役割があります。ゲームごとに演出の仕方が異なるので、それぞれの役割に求められる知識と技術も変わってきます。

幅広いゲームの知識と、トレンドのゲームに敏感であることも重要になります。イベントを円滑に進行していくためにも、常に最善の状況判断をして、臨機応変に対応することが求められます。海外のプロゲーミングチームを迎えることも多いので、英会話のスキルがあるとよいでしょう。

eスポーツに関連する企業の種類

eスポーツに関わる企業への転職を考えるとき、eスポーツ周辺産業について知っておくと、将来的に何をしたいのかを明確にすることができるでしょう。ここでは、eスポーツに関連する企業の種類をご紹介します。

eスポーツを体験できる施設

eスポーツの発展に重要となるのが、幅広い年代の人が利用できる体験施設の存在です。大会を開催できるアリーナやカフェ、ショップなどを併設した大型複合施設からeスポーツカフェなど、さまざまな規模の施設があります。

eスポーツを体験できる施設には、「REDEE」「コミュファeSports Stadium NAGOYA」があります。

eスポーツの大会を運営する企業

ゲームメーカーや、配信会社がイベントを企画する場合もありますが、賞金付きの大会や大規模な大会は、イベント専門の企業が運営することが多いです。

eスポーツの大会を運営する企業には、「CYBER E」「DMM GAMES」「デジタルハーツ」などがあります。

eスポーツゲーム開発企業

eスポーツの戦いの場を作るのが、ゲーム開発会社です。eスポーツの競技種目はゲームのジャンルではなく、ゲーム開発企業が手がけたゲームタイトルが、そのまま競技種目になります。

eスポーツゲーム開発企業には、シャドウバースの「Cygames 」やモンスターストライクの「mixi」があります。

eスポーツで活躍する人材を育てる学校

将来のプロゲーマーやeスポーツ関連の仕事に就く人材を育てる専門学校が、全国の主要都市圏に多く存在しています。eスポーツの練習環境やノウハウを提供して、サポートするという働き方ができます。

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