【インフルエンサー事務所とは?】仕事内容や職種まで詳しく解説
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インフルエンサーが所属する事務所で一緒に働いてみたいと考えている人は増えてきています。憧れの人と、一緒に仕事ができると考えるとワクワクしますよね。ただ、インフルエンサー事務所には具体的にどのような業務や職種があるのかイメージできていない人も多いのではないでしょうか?
この記事ではインフルエンサー事務所とは何かや、具体的な仕事内容をご紹介します。
インフルエンサー事務所とは?
インフルエンサー事務所とは、ソーシャルメディアを通じて世間に影響力を持つ人=インフルエンサーのアカウントの管理・育成・マネジメントを行っている会社のことを言います。
インフルエンサーの増加に伴い、インフルエンサーマーケティングの市場が活発化してきたことから誕生しました。
インフルエンサー事務所に所属するインフルエンサーはSNSのフォロワー数や知名度に応じて「トップインフルエンサー」「ミドルインフルエンサー」「マイクロインフルエンサー」とカテゴリ分けされています。
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インフルエンサー事務所の仕事内容とは?
インフルエンサーマーケティングは企業が紹介してほしい商品やサービスについて、インフルエンサーが自身の持つソーシャルメディアアカウントから何らかの発信を行うことで成り立っています。
この商品やサービスを発信してほしいという企業からの依頼のことを「案件」と呼び、インフルエンサー事務所はこの案件を、インフルエンサーの広告料などの総売り上げの20%前後(事務所による)を貰う代わりにインフルエンサーに対して紹介するのが基本的な仕事です。
その他にも芸能プロダクションと同じようにインフルエンサーのマネジメントを行ったり、動画の編集サポートを行ったり、インフルエンサーの育成のために講習を行ったりといった仕事もあります。
インフルエンサー事務所の将来性について
最近はインフルエンサー事務所から独立してフリーになるインフルエンサーが増加しているため、インフルエンサー事務所には果たして将来性があるのだろうかと悩む転職希望者の方も多いでしょう。
インフルエンサー事務所でも、インフルエンサーに対して所属する価値をはっきりと示すことができなければこの先生き残れないとの危機感があるため、他の事務所にはないメリットを打ち出す事務所も出てきました。
例えばそのうちの1つが、所属するインフルエンサーの育成・教育に力を入れるという方針のインフルエンサー事務所です。
芸能人は与えられた役割を最大限に演じるプロフェッショナルですが、インフルエンサーは自らの役割を創り出し、自分の手で発信するプロフェッショナルです。
そのためインフルエンサーは企業から案件を受注した際、台本をもらってもその通りにキャラクターを演じるのは難しいのです。
しかしインフルエンサーに対して芸能人と同じようにレッスンを行い、弱点を補強してもらうことができればインフルエンサー事務所にとっては売上向上につながり、インフルエンサーにとっては受注できる案件の幅が広がります。
このように事務所にとってもインフルエンサーにとっても新たな価値を創造し、前向きな取り組みを続けているインフルエンサー事務所に入社することができれば、転職しても会社と一緒に成長していけるのではないでしょうか。
インフルエンサー事務所スタッフの主な職種について
インフルエンサー事務所は前述の通り案件紹介だけを行う場合もあれば、インフルエンサーのサポートや育成に力を入れている場合もあります。
そのため今からご紹介する職種の全てがインフルエンサー事務所にあるわけではありません。
またインフルエンサー事務所では新卒採用も行っていますが、アルバイト採用・中途採用に積極的なのも特徴的なので、どうしても挑戦したい職種があればアルバイト入社して経験を積むという方法もあるのを覚えておきましょう。
インフルエンサーのマネージャー:インフルエンサーの叶えたい夢に寄り添える!
インフルエンサーは動画やSNSでの発信、メディア出演、問い合わせへの対応など日々多岐に渡る仕事をこなしています。
毎日の発信を軸にさまざまな活動を行うインフルエンサーをサポートするのが、インフルエンサーのマネージャーの仕事です。
芸能マネージャーとよく混同されがちですが、芸能人の場合は所属する芸能プロダクションでの成功事例を基に、芸能マネージャーが主導して芸能活動の方針や内容を決めてゆきます。
しかしインフルエンサーの場合は既に影響力のあるメディアを自分自身のやり方で構築しているため、マネージャーはその方法論を尊重しながら活動方針にアレンジを加えたり、アドバイスをしたりします。
そしてインフルエンサーは動画やSNSでの発信が主たる業務となるため、それにかける時間を最大化できるようマネージャーがその他の雑務を行う必要があるのです。
またインフルエンサーの活動方針によっては芸能マネージャーと似たようなスケジュール管理、現場同行、売り込み、ブランディングなども仕事に含まれてきます。
インフルエンサーと信頼関係を構築し、インフルエンサーの達成したい目標に向かって伴走するのがインフルエンサーのマネージャーの一番大切な仕事ではないでしょうか。
企画営業:最新のインフルエンサーマーケティング手法に触れられる!
インフルエンサーが発信するコンテンツの特徴を活かしながら、クライアントである企業の課題解決を提案するのが企画営業の仕事です。
クライアントである企業は、自社で売りたい商品やサービスのマーケティングについてほぼ必ずと言って良いほど何らかの課題を抱えています。
それはターゲット顧客の商品認知度の低さであったり、ブランディングであったりしますが、まずは企業の話をじっくりと傾聴して信頼関係を構築し、その悩みを相談してもらわなければなりません。
そして企業の課題が何なのかが明らかになったら、その課題解決につながるプロモーションに最適なインフルエンサーを選定・プランニングしてインフルエンサーマーケティングを提案するのです。
インフルエンサーの強みを活かしたマーケティングで、企業が売りたい商品やサービスを大きくヒットさせられる可能性があるのが企画営業の大きなやりがいと言えるでしょう。
イベント企画・運営:インフルエンサーとファンの橋渡し役
インフルエンサー事務所ではインフルエンサーとファンのつながりや交流を大切にするため、ファンイベントの規模やジャンルを少しずつ拡大してきています。
インフルエンサーが出演する多様なイベントで、インフルエンサーとファンの橋渡しを行うのがイベント企画・運営の仕事です。
1万人以上のファンが集結する大規模イベントから小規模なファンミーティングまで、さまざまなイベントの企画立案、制作進行管理、社外折衝、予算管理などを行い、全体の設計を手がけます。
インフルエンサーが出演する新しいエンタメを、自分のアイデア次第で創り出せる可能性があるのがイベント企画・運営のやりがいではないでしょうか。
どのようなイベントにおいてもファンがインフルエンサーを身近に感じてもらい、より気持ちのこもった交流が行えるように配慮することが大切です。
グッズ制作:インフルエンサーの想いを形にする仕事!
インフルエンサーのオリジナルグッズは限定販売であってもすぐに売り切れてしまうほど人気ですが、これらオリジナルグッズの企画立案、制作進行管理、生産管理を行うのがグッズ制作の仕事です。
インフルエンサーが考える原案は商品として不完全な状態のことが多いため、インフルエンサーの表現したいことをヒアリングし、尊重しながらグッズとして仕上げることでインフルエンサー、ファン双方に喜んでもらえるグッズが完成するでしょう。
完成後は販売を行うECサイトなどと連携したり、ロット管理をしたりして生産管理を行いますが、自分のプロデュースしたグッズをたくさんのファンが手に取ってくれた時の喜びは他に代えがたいものがあります。
イベント企画・運営の仕事がイベントを通じてインフルエンサーとファンの橋渡しをするのであれば、グッズ制作の仕事はグッズの販売を通じてインフルエンサーとファンの心をつなぐのだということを意識して仕事を行うようにしましょう。
動画編集:インフルエンサーを技術面で支える専門職!
インフルエンサーが動画コンテンツを作成する時に、技術的な側面からサポートする仕事です。
具体的には動画の撮影・編集、動画チャンネル用のバナーやサムネイル作成などの基本的な業務から、動画作成の進行管理まで行います。
インフルエンサーによっては動画の撮影や編集を自力で行ってはいるものの、最新技術にはあまり詳しくないという人もいるでしょう。
そのような場合動画編集の担当者が機器の操作方法や効率的な制作方法をインフルエンサーに伝え、少しずつ新しい技術に触れてもらうのです。
ファンの人に喜んで見てもらえる動画をインフルエンサーに寄り添って一緒に創り上げていくという姿勢が大切だと言えます。
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