【VTuber企業一覧】主な仕事と求められるスキルを解説

VTuber企業に就きたいと考えたとき、どのような仕事をするのか具体的に知りたいと思う人は多いでしょう。持っているスキルが活かせるのか、あるいはスキルや経験がなくても仕事に就くことができるのか、などについて知っておく必要があります。そこで本記事では、VTuber企業一覧で示し、企業の役割や仕事内容と求められるスキルについて解説します。

VTuber企業の役割とは

VTuber企業への転職先を考えるにあたって、企業名を知っているかどうかを判断基準にしてしまいがちです。しかし、自分に合った仕事に就くためには、企業が実際にどのような役割を担っているのか知っておく必要があります。まずは、Vtuber企業が担う役割について解説します。

VTuberの育成とサポート

まず1つめの役割として挙げられるものが、新たなVTuberの候補を選ぶためにスカウトやオーディションに行って、それぞれのVTuberの育成をすることです。ときには、配信のノウハウやファンの増やし方などの研修会を開くこともあります。

また、VTuberが継続的に活動していけるよう幅広いサポートをします。具体的には、機材の貸し出し、広報や交渉、グッズやデジタルコンテンツの販売、トラブル対応、税務処理などを行います。

このようにVTuber企業には、VTuberの夢の実現に向けて育成とサポートを行う役割があります。

VRサービスの開発

2つめの役割として挙げられるものが、VTuberになるためのアプリやソフト、ツールの開発と運用です。具体的には、2D・3Dキャラクターの作成からアニメーション、さらには細かい表情付けができるようにします。

VTuberの操作性や利便性を考えて、スマホ1台で配信まで行えるものから上級者向けのものまで、VRサービスの開発をする役割を担っています。

 

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Vtuberの育成とサポートをする企業

VTuberの育成とサポートをする企業には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、大手VTuber企業を3社ご紹介します。

いちから株式会社:人気VTuberによるバーチャルライバー集団

国内外のVTuber事業「にじさんじ」「NIJISANJI」を中心に展開している企業です。YouTubeにおける累計チャンネル登録者数は1,000万人を超え、配信動画の累計再生回数は10億回を超えています。

月ノ美兎さん、静凛さん、樋口楓さんなど人気VTuberが所属し、この企業はYouTubeに限らない活動を目指しているため、バーチャルでライブするという意味でバーチャルライバーと呼んでいます。

株式会社WACTOR:オリジナル3D空間ライブ開催

バーチャルタレントプロダクションを運営して、VTuberユニット「みらいず」などが所属している企業です。自社オリジナルの3D空間でのライブ開催やテレビ番組やCM出演、中国大手配信サイトと契約して、イベントに出演させるなどVTuberの活躍の場を提供しています。

オリジナルの3D空間は、「VR歌ライブステージ」「バラエティ大型トークステージ」「事務所風ステージ」「各タレントの部屋空間」など多数あり、さまざまなジャンルの配信を行っている企業です。

Activ8株式会社:支援プロジェクトを展開

音楽・エンタメ・ゲーム実況・クリエイティブなどさまざまなジャンルで活躍するバーチャルタレントが所属している企業です。支援プロジェクトを展開しており、世界で初めてVTuber「キズナアイ」をプロデュース・マネジメントしたことでも知られています。

総合商社と共同で、企業向けVTuber制作・開発をサポートするシステムパッケージを提供しています。企画から運用まで、VTuberや企業のニーズに合わせてサポートしている企業です。

VTuberに関する企画や開発をする企業

VTuberに直接関わるのではなく、VTuberに関する企画や開発を行う企業があります。ここでは、よく知られているVtuberに関する企業を3社ご紹介します。

株式会社コロプラ:VRアプリ開発

ゲームアプリ「魔法使いと黒猫のウィズ」「白猫プロジェクト」を手がけていました。近年は、ゲーム以外のVR事業にも積極的で、VTuber向けのVRアプリ「360度VR動画配信サービス・360Channe」開発・運用を行っている企業です。XR(VR、AR、MRなどの先端技術の総称)を扱う企業への投資といった業務も行っています。

REALITY株式会社:アプリ開発・コンテンツ制作

Vtuber向けの配信アプリ「 REALITY」の開発・運営、バーチャルライブ・イベント制作プラットフォーム 「REALITY XR cloud」の開発・運営を行っている企業です。REALITY株式会社は、世界初のモバイルソーシャルゲームを開発した、グリー株式会社の子会社です。

株式会社Mogura:アプリ開発

VR・ARのアバターを使ったアプリの開発を行っている企業です。VR・AR・MRおよびゲームやイベント企画・運営、関連商品の販売やコンサルティングも行っています。コンサルタントが・VR・ARのプランニングのフレームワークを活用した戦略を立案して提供しています。

VTuber企業の職種と求められるスキル

VTuber企業の職種には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、VTuber企業の代表的な職種と仕事内容、それぞれに求められるスキルを紹介します。

ディレクター:交渉力・管理能力 

動画やキャラクターの企画、演出、配信に関する責任者として、進行管理をする職種です。ライブ配信当日は現場に同行して、ネット環境の確認、配信用の機材設置、トラブル対応などを行います。

他の職種とチームでVTuberをサポートしていくので、連携して業務を遂行していくために管理能力が求められる職種です。また、指示を出したり調整したりすることが多く求められるので、交渉力も重要になります。

制作クリエイター:専門的な知識・表現力

2D・3Dキャラクター、キャラクターのモーション、ロゴやタイトル・エンディングに使うアニメーションなど、さまざまなVRコンテンツの制作をする職種です。VTuberのデジタルグッズのデザインなども手がけます。専門的な知識と、VTuberの期待を超える高いクオリティを実現する表現力が求められます。

技術エンジニア:専門的な知識・判断力

VTuberへの技術面からさまざまなサポートを行う職種です。具体的には、配信機能の設計・開発、コミュニケーション機能の設計・開発、UI設計・実装、VR映像と音声VRの技術などを担います。専門的な知識が必要です。

配信に万全の体制を整えていても、トラブルに見舞われることも少なくありません。瞬時に適切な対応を取るにも、技術的な専門知識と判断力が求められる職種です。

知的財産権管理:著作権・商標権・意匠権などの知識

VTuberやコンテンツに関わる契約業務や契約管理、ロイヤリティ管理を行う職種です。VTuberが安心して活動できるように、VTuberや企業の権利を保護するために、著作権・商標権・意匠権などに関する高い知識が必要となります。

VTuber企業に就く方法

VTuber企業に就くためには、どのようにしたらよいのでしょうか。VTuber企業に就く方法を3つ紹介します。実務未経験から仕事に就くことが可能な方法もあるため、ぜひ参考にしてください。

アルバイトからステップアップする

VTuber企業で希望する職種が非正規雇用であったとしても、VTuberに携わる仕事に就きたいという気持ちが強ければ、アルバイトからのステップアップを前向きに検討してみるのもおすすめです。正社員登用制度を設けている会社であれば、利用することでキャリアアップを狙うことが可能です。

求人サイトに登録する

求人サイトに登録すると、希望条件に合った新着情報が届けられます。VTuber企業の職種や仕事内容が把握できて、報酬や給与の目安も比較検討しやすいでしょう。また、求人サイトによってはスカウト機能が付いている場合あり、履歴書やプロフィールを登録することで、企業からスカウトされる可能性があります。

転職エージェントを活用する

転職エージェントは、求職者とVTuber企業の間に入り、契約の交渉から内定までのサポートしてくれます。専属コーディネーターから、業界の今後の動向や、必要なスキルについてアドバイスをもらうこともできます。転職に関する不安など相談にも対応してくれるので、転職を考えた段階から活用できることもメリットといえます。

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