【ゲームディレクターの年収とは?】平均年収から年収アップの方法まで詳しく解説

気になる、ゲームディレクターの年収とは?

2019年に、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会が発表した「ゲーム開発者の就業とキャリア形成2019」によると、ゲームディレクターの平均年収は615.9万円です。

また、年収が200万円~299万円の人が13.2%、300万円~399万円の人が同じく13.2%を占めていること、年収1,000万円以上の人が7.9%いることから、ゲームディレクターの年収はかなりばらつきがあることがわかります。

企業の規模や実力に応じて、正社員でも年収が大きく差が出ることがはっきりしているため、ゲームディレクターへの転職を考える場合、まずは待遇についてしっかりと下調べをしておくのが望ましいでしょう。

参考:ゲーム開発者の就業とキャリア形成2019(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会)

enquete_2019_final.pdf (cesa.or.jp)

 

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ゲーム業界の他の職種との年収の違いについて

ゲームディレクターの年収は、ゲーム業界の他の職種と比較すると高い方なのか、それとも低い方なのかが気になる方も多いでしょう。

ゲームディレクターの上位職種と言えるゲームプロデューサー、同じゲーム業界でも少し異なる分野の職種であるサウンドクリエイターとの比較をまとめてみました。

ゲームプロデューサーとの年収の違い

同じく2019年に一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会が発表した「ゲーム開発者の就業とキャリア形成2019」によるとゲームプロデューサーの平均年収は683.9万円です。

ゲームディレクターとして働いている中で、多くの人が次の目標としてゲームプロデューサーを挙げますが、平均年収が約70万円ほど上がるので、キャリアアップだけではなく、ゲーム業界での年収アップを目指すこともできると言えるでしょう。

またゲームディレクターの場合、年収800万円~899万円の人が5.3%、900万円~999万円の人が2.6%ですが、ゲームプロデューサーの場合は年収800万円~899万円の人が8.3%、900万円~999万円の人も8.3%となるため、高年収が期待できるようになります。

人気ゲームを生み出したかどうかや実力にも左右されますが、ゲームプロデューサーは一般的にゲームディレクターより年収が高い人が多いと言えるでしょう。

サウンドクリエイターとの年収の違い

同じゲーム業界でも少し異なる職種のサウンドクリエイターの場合、平均年収は540万円です。

年収100万円未満の人が6.7%、年収1,000万円以上の人が8.9%と、ゲームディレクターやゲームプロデューサーと比較すると、年収の幅が広いのがわかります。

これは、企業に所属して正社員として勤務することが多いゲームディレクターやゲームプロデューサーに対して、サウンドクリエイターはフリーランスとして活躍する人も多いことに起因すると考えられます。

このことから、ゲームディレクターはサウンドクリエイターと比較すると年収が高く、ゲーム業界ではそれなりに安定した働き方が可能な職種だと言えるでしょう。

参考:ゲーム開発者の就業とキャリア形成2019(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会)

enquete_2019_final.pdf (cesa.or.jp)

ゲームディレクターで年収が高い人の特徴とは?

ゲームディレクターで年収が高い人が持つ特徴や、スキルにはどのようなものがあるのでしょうか。3つご紹介します。

マーケティングのスキルがある

マーケティングのスキルというと、ゲームを売る仕事であるゲームプロデューサーに求められるスキルのように感じる方も多いでしょう。

しかし、多くのユーザーに喜んでもらえるヒットゲームを開発するためにも、マーケティングスキルは重要だと言えます。

例えば、ゲームディレクターとして現在のゲームトレンドを把握したゲームの開発を行うためには、情報収集、市場分析、競合分析などをマーケティングの知識に基づいて行う必要があります。

そのため、転職前の企業でマーケティング担当として実績を挙げていた場合は、それをゲームディレクターの仕事に活かせれば、年収アップを狙うことができます。

また、大規模なプロジェクトでは、ゲームプロデューサーが行うプロモーションの仕事も、小規模なプロジェクトでは、ゲームディレクターが行う場合があります。

そのため、多くのユーザーの目を惹く宣伝方法を考えられるゲームディレクターは、現場でなお重用され、年収アップも期待できます。

トレンドを察知できる

ユーザーにとってより魅力的で、面白いと感じるゲームを開発するためには、世の中で流行っていることや、流行っているものを正確に捉える力が必要です。

ゲーム企画の土台となるのはアイデアですが、このアイデアを発想する時に時代のトレンドを察知できるかどうかは、ゲームの売上に大きな影響を及ぼすでしょう。

ヒットゲームを生み出すことができれば、ゲーム業界でゲームディレクターとしての実力が認められやすくなるため、年収アップにもつながります。

スマホ・モバイルゲームに対応できる

現在発売されているゲームは、家庭用ゲーム機に対応したソフトだけではなく、PC、タブレット端末、スマホなどさまざまなデバイスに対応することで進化してきました。

そのおかげで年齢や男女などの属性に関わらず、たくさんの人たちがゲームを楽しめるようになってきているのです。

Webマーケティング用語で「スマホファースト」という言葉があるように、ゲーム業界においてもスマホ対応のゲームは、ますます勢いを増してきています。

ゲームディレクターはゲーム業界のこの現状を踏まえ、次々と出てくる新しい技術に対応したゲームを開発していく必要があるのです。

スマホ対応ゲーム特有の課金システム、ユーザー対応や競合するゲームの内容についてよく理解し、積極的に対応することのできるゲームディレクターはヒットゲームを生み出すことのできる可能性が高まり、年収もその分増加するでしょう。

 

ゲームディレクターが年収アップするためにできることとは?

ゲームディレクターが年収アップするためにできることとは何でしょうか。

2つご紹介します。

キャリアアップする

ゲームディレクターが、年収アップを目指すためにできることの1つめは、キャリアアップすることです。

ゲームディレクターの上位職種として、ゲームプロデューサーがありますが、ゲームディレクターとゲームプロデューサーの平均年収の差が70万円程度あったことを考えると、ゲームディレクターとして経験を積み、ゲームプロデューサーへと昇格するのが年収アップの1つの方法と言えるでしょう。

この時に評価の軸となるのが、開発したゲームにどれだけ貢献できたかということです。

例えば、開発したゲームの収益を拡大した実績、ゲーム開発においての業務フローを最適化した実績などが評価されやすいでしょう。

また、キャリアアップした先のもう1つの道は、実績を積んでフリーランスのゲームディレクターとなることです。

フリーランスのゲームディレクターの場合、クライアントと業務委託契約を結び、クライアント先に常駐してゲーム開発に携わることになります。

今まで加わることのできなかった大規模なプロジェクトに関わり、そのゲームをヒットさせることができれば、大幅な年収アップも夢ではありません。

他の会社に転職する

ゲームディレクターが、年収を上げるためにできることの2つめは、他の会社に転職することです。

しかしこの場合はゲームディレクターとしての経験や実績が問われるため、誰でも転職すれば即年収アップというわけにはいきません。

これまでに開発してきたゲームの売上や、行った施策に対する成果を転職時にアピールできるよう、準備しておく必要があります。

企業側としては、ゲームディレクターとして基礎的なスキルと言える企画力、コミュニケーション能力、PDCAサイクルの回し方などのスキルはもちろん、応用的なスキルの競合分析力、手がけたスマホゲームの数、ゲームをヒットさせ運用した経験などをチェックしています。

このように、転職市場にいるライバルのゲームディレクターと差別化できる実績がある場合、他の企業への転職を考えてみるのもよいでしょう。

転職によるキャリアアップを狙う場合には企業選びが重要

転職時に年収アップするために気をつけておきたいこととして、転職先の企業選びがあります。

ゲーム業界は、所属する企業によって大きく年収が異なるからです。

例えば、同じ実績を上げたゲームディレクターでも、大手企業や成果報酬型の給与方式を採用している企業に所属するゲームディレクターの方が年収が高くなる傾向にあります。。

同じような仕事内容であれば年収の多い方が、仕事のモチベーションも上がるのではないでしょうか。

ゲームディレクターという職業を長く続けていくためにも、年収や仕事に対する評価方法に関心を持っておくようにしましょう。

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※平均年収などの情報は、執筆当時の「ゲーム開発者の就業とキャリア形成2019」の情報や当社顧客データベース情報に基づきます