芸能事務所の年収はどれくらい?気になる職種や働き方を解説

 

 

芸能事務所における職種

芸能マネージャー

芸能事務所に所属している俳優やアーティスト、タレントをマネジメントする仕事です。

マネージャーには担当するタレントが割り振られ、スケジュール管理や調整はもちろん、テレビや映画などのメディアへの営業、撮影や制作の現場にもタレントともに同行し、道中は車で送迎するなど、タレントの全ての行動に関わっていきます。

誰よりもタレントの側に寄り添うメンタル面でのサポート役も担っており、信頼を得て心のケアをしていくことも重要です。

タレントが元気に、やりがいを持って芸能活動を継続できるかどうか。その鍵を握っていると言っても過言ではない存在が、マネージャーなのです。

ファンクラブの運営

タレントとファンをつなぐ重要なツールである、ファンクラブを運営する仕事です。

会費を払って在籍しているファンに喜んでもらうために、少しでも有益な情報が発信できるように企画を練って実行します。

また、タレントの収録現場を取材して更新材料にするだけでなく、ファンクラブの入会・退会の管理から、企画の立案、WEBサイトの運営や更新、その他チケット販売や管理なども全て担当しているのがこの仕事です。

タレントの人気はもちろんですが、こうした運営が疎かになるとファンが離れてしまう原因となります。全ての人に「入会してよかった」と思ってもらい、クチコミによってさらに入会者が増えていくような手立てを考えていくことがやりがいとなるでしょう。

グッズの企画・制作・販売

タレントの貴重な収入源のひとつであるグッズの企画・制作・販売を手がける仕事です。

グッズ制作と言っても、デザイナーのアサインからグッズ制作の進捗と在庫の管理、検品といった製作側の仕事だけでなく、グッズをどれだけの数販売するのか策定して実際の出荷と、対面の場合はグッズ販売用のブース設営や販売管理など、グッズに絡む全ての業務を担います。

顧客層を理解して売れ筋の統計を取り、次にランナップするグッズを考えることは、ファンにとってはもちろん、この仕事に携わる醍醐味と言えるのではないでしょうか。

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イベント・コンサート制作

所属タレントやミュージシャンが出演するステージをセッティングする仕事です。

イベントの企画立案から会場の手配、出演者への打診、使用する楽曲の選定、収録したCDやDVD、Blu-rayの企画・製作、WEB媒体に対する企画・製作など、イベントやコンサートに関する全ての運営と収支管理を手がけています。

また、イベント当日はその会場に出向いて運営や進行、会場整備なども担当することがあり、まさに自分自身でイベントを成功に導く役割を担う重要な仕事です。

管理部門

芸能マネージャーをサポートする仕事です。

タレントの資料作成やスケジュール管理、伝票処理などが主な業務になります。

中には、会社の経理や総務、グッズの制作・販売やファンクラブの運営などを兼務している人や、著作権の管理など手がける人がいます。

業務的には芸能マネージャーと重複する部分もありますが、中にはひとりで複数人の芸能人を担当するマネージャーもいるため、抜け漏れなく業務を滞りなく円滑に進めるために重要になってくるのが管理部門です。

誰よりも芸能人のそばに寄り添い、スケジュールだけでなくメンタル面を含む総合的な管理とケアを担当するマネージャーはその業務範囲も広いため、マネージャーを支えるサポートを担当します。

 

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芸能事務所の主な職種の平均年収とポイント

芸能マネージャー|平均年収320万円

日本の平均年収は422万円と言われているので、平均よりは低い水準となっています。

大手芸能事務所なら、賞与が年2回あり、利益によっては臨時賞与が出る場合もあります。

ただし中小の芸能事務所の場合は決まった賞与は存在しない場合もあり、利益がよかった場合のみ、特別賞与が出るところが多いようです。

マネージャー職として成長を続け、最終的に統括マネージャーにまで上り詰めれば、年収が1000万円を超えてくる場合もあるため、夢のある仕事と言えます。

広報・企画|平均年収406万円

こちらも日本の平均年収よりも低めの406万円となっています。

正社員の給料の幅を見てみると、319万円〜971万円で、この幅の広さは勤務先や実績、経験による差です。

広報や企画はタレントを売り出すために重要なポジションであり、自分たちの行動によって露出が増加するという状態を肌で感じられることをやりがいにして、日々業務に励んでいるようです。

制作職|平均年収321万円

20代の後半でようやく平均年収が300万円を超え、30代になると最高年収と最低年収の差が1000万円以上開くことも珍しくないのが、この業界の面白いところです。

実力や実績によって年収が1000万円を超えることもあれば200万円を下回ることもあるあたり、非常に夢のある仕事いえます。

ポイント①職種に関わらず年俸制を敷いている事務所が多い

職業柄、どうしても休日の設定が不定期になりがちです。

そのため、大手芸能事務所の給与体系が年俸制であることが多くなります。

あまりにも流動的であることから残業や休日出勤の把握ができないことも理由のひとつですが、その年の実績が全て昇給するための判断材料となることから、毎年の成長を実感しやすいというメリットもあります。

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ポイント②不規則な勤務になりやすい給与としては低く傾向

芸能マネージャーは、憧れの芸能人の近くで働けるので人気の高い職業です。

しかし、担当タレントのスケジュールによっては、休日も不規則で昼夜問わず稼働するハードな仕事ですし、ディレクターやプロデューサーより年収が低いのも事実です。

タレントの人気は実力だけでなく、運次第の所もあるので、努力が報われなく、なかなか年収が上がらないこともあるでしょう。

芸能マネージャーは、芸能人が好きで、芸能界という華やかな世界で芸能人を育てることにやりがいを感じる人でないと続けることが難しい仕事です。

しかし、担当タレントが売れて実績を積み重ねることができれば、統括マネージャーへステップアップして年収1,000万円もあり得る夢のある仕事です。

芸能事務所で働くために求められるスキル

大手プロダクションを除き学歴は重視されない傾向が強い

大手になればなるほど、大卒以上の学歴が求められることが増えてきますが、中小規模の芸能事務所であれば高卒以上やそもそも学歴が不問である場合も多く見受けられます。

大学の名前によって優劣はないようですが、職業柄、文学部・社会学部・経済学部といった学部を卒業していれば役立つことも多いでしょう。

専門学校などで知識を得ることが有利になるケースも

あらかじめ実践的なスキルを習得しておきたいという理由から、放送芸術学科や芸能学科といった学科のある大学や専門学校を卒業しておくのもひとつの方法です。

ビジネスマナーはもちろん、タレントやアーティストをサポートする方法や業界でよく使われる用語、マスコミとはなにかという知識、ステージやテレビ番組の現場管理知識といった、より実践に近いスキルが習得できます。

しかし前述の通り、大卒資格が求められる場合もあるため注意しましょう。

コミュニケーション能力が必須になる

また、営業職も兼ねていることから、誰とでも打ち解けるコミュニケーション力や気配りなどが重要視される傾向にあります。

面接まで進むことができれば、あなたの持っているコミュニケーション能力を存分にアピールしましょう。

なぜなら、芸能事務所では常に多くの人と関わるため、全ての人と打ち解けるコミュニケーション能力や、現場をにこやかに和ませる態度、話し方が重要なのです。

また、厳しい場面に遭遇することも多いことから、感情制御能力やストレス耐性も必要になるため、面接時にはこうした能力を試される可能性があることは心得ておきましょう。

選考の際には、面接官の発言に対してめくじらを立てず、試験であることを理解した上で感情的にならないように気をつけてください。

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※平均年収などの情報は、執筆当時のIndeedの平均値や当社顧客データベース情報に基づきます