ライブ配信の仕事9選|求められるスキルについて解説

この記事の監修者

非公開: 荻原
非公開: 荻原キャリアアドバイザー

大学では、2Dアニメーションの他にMaya、3DMAX等3DCG技術、制作進行等を学修。
大学卒業後、大手映像制作会社にてプロデューサーとして企画、面接、キャスティング、予算管理からディレクションまで幅広い業務に携わる。

プロデューサーとしての経験を活かし、他とは違う一歩進んだ支援を実施いたします

近年、ライブ配信の仕事に携わる人材の需要が高まっています。多くの企業が動画配信サービスの提供やサポートに取り組んでいるからです。そこで、ライブ配信の仕事9選と求められるスキルについて解説します。

また、新型コロナウィルスの感染拡大によりイベントに出向くことが難しい現状になったことも、ライブ配信が今まで以上に注目される要因となりました。

そこで、ライブ配信の仕事9選と求められるスキルについて解説します。ライブ配信の仕事への転職を検討している人や転職を目指す人は、ぜひ参考にしてください。

ライブ配信の仕事とは?

さまざまなシーンで配信動画を目にするようになっています。しかし、ライブ配信の仕事内容を知らない人や、ライブ配信と動画配信の仕事を混同している人も多いようです。ライブ配信の仕事とはなにか、ライブ配信における主な収入源、ライブ配信と動画配信の違いについて解説します。

そもそもライブ配信とは

ライブ配信とは、あらかじめ制作した動画を配信するのではなく、撮った映像がリアルタイムでインターネットを経由して配信されるサービスを指します。

ライブ配信は、さまざまなシーンで活用されています。交通情報・会議・スポーツ・ゲーム実況・コンサートなど多岐にわたります。その場にいるような臨場感のある配信ができると同時に、チャット機能などを活用することで、視聴者とコミュニケーションを取ることもできます。

ライブ配信の仕事の主な収入源は広告とアイテムの収益

ライブ配信の仕事における主な収入源は、Webサイト上に表示される広告収入や、投げ銭と呼ばれる、視聴者が直接的にお金を支払ったり、配信で使用できる有料アイテムなどの購入による売り上げが大部分を占めています。

特に、投げ銭のシステムには注目が集まっています。それは、収入源としてだけではなく、視聴者の反応を直接感じ取ることができるからです。ライブ配信の企画・制作に携わる人にとって、魅力あるものを提供したいという意識を高めるきっかけにもなると考えられます。

ライブ配信と動画配信の違いは 

ライブ配信と動画配信の違いは、動画に編集があるかどうかがポイントになります。

ライブ配信は編集がないため、テレビの生放送を見るように「今起きているありのまま」を視聴することができます。一方で動画配信は、視聴者が都合のいい時間にサーバーに保存された動画ファイルを開くため、リアルタイムの情報を受け取ることができません。

また、ライブ配信にはコメント機能が設けてあるため、発信者と視聴者がコメントを通して、リアルタイムでのやりとりが可能です。このような双方向の発信ができることが、ライブ配信と動画配信の最も大きな違いといえます。

 

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ライブ配信の仕事9選を紹介

ライブ配信に関わる仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。1人でマルチに活躍するというよりは、チームで成し遂げることが多い仕事です。それぞれの仕事についてご紹介します。

プロデューサー

プロデューサーは、ライブ配信の企画制作・全体のスケジュール管理・予算管理・キャスティングなど全体の統括を行います。

ライブ配信の魅力を最大限に引き出す戦略が求められ、ディレクターやマネジメント職の経験者が多いことが特徴です。現場では、ディレクター業務を兼任することも少なくありません。多方面の豊富な知識が必要になるといえます。

ディレクター

ディレクターは、会場のネット環境の確認やライブ配信用の機材設置など、会場の管理や現場の進行管理を行います。配信当日のトラブルにも対応します。

アシスタントを経てディレクターになることが一般的で、音響オペレーターやカメラマンを兼務することがあるので、専門的な技術や機材のメンテナンスなど、幅広い知識が求められます。

イベントプランナー

イベントプランナーは、企画の立案・顧客との対外的な交渉・予算管理・進行管理などを行います。

配信・映像・音声・ネット環境の総合的な知識が必要になります。必要な資格はありませんが、大手企業では、大卒以上が求められることが多い仕事です。ライブ配信の需要が高まる中、短大・専門学校・高専卒などに門戸を広げている企業もあります。

音響オペレーター

音響オペレーターは、会場で使用する音響機材を操作して、その場に適した音を調整します。マイクやスピーカーなどの機材の運搬から設営もあわせて行います。

音響オペレーターになるために、資格や学歴は必要ではありません。楽器やマイク、アンプなどの配線工事を行うことがあるので電気や音響の知識が必要です。

ビデオエンジニア

ビデオエンジニアは、映像機器の調整・設定をする技術者です。ライブや中継の映像制作を担当します。具体的には、ディレクターを始めとして撮影・編集・制作スタッフとの打合せや、撮影機材の選定、映像システムの設計、現場での機材の動作確認や故障の対応をします。

また、エンジニアは需要が高く、人手不足を背景に、カメラアシスタントが兼務する場合があります。カメラや周辺機材に関する、豊富な知識と技術が必要です。

カメラマン

ライブ配信に欠かせないのが、視覚表現を担うカメラマンです。ライブ配信は撮り直しができないからこそ、構成・演出意図を理解して撮影をしなければいけません。また、ライブ当日の展開によって、アングルやショットを変えるといった高度な技術と豊富な知識が必要になるといえます。

ライブ配信監視スタッフ

ライブ配信監視スタッフは、視聴者が投稿するコメントを監視基準に沿ってモニタリングして、それらに適切に対応します。

コメントによっては炎上につながることがあり、配信会社のリスクになります。そのため、監視専用ツールを使って効率的にリスクを検知しています。

スイッチャー

スイッチャーは、イベントの規模によってカメラが2台以上入る場合に必要になります。複数のカメラ映像を切り替える「カット割り」を行って、変化をつけながら視聴者を飽きさせないライブ配信を作り上げています。

実績を積み、テクニカルディレクターとして、技術スタッフを統括するポジションにステップアップしていくことが多いといわれています。

照明オペレーター

照明オペレーターは、撮影現場で照明機材を操作して演出をする仕事です。光量や光の角度をコントロールして、動画のクオリティを上げています。色の組合せや濃淡といった、センスに頼らない美術的知識と光学知識を合わせて求められるといえるでしょう。

 

ライブ配信の仕事に求められる3つのスキル

ライブ配信の仕事には、どのようなスキルが必要なのでしょうか。転職の自己PR ポイントとしても押さえておきたい点について解説します。

専門的な知識が求められる役割もある

ライブ配信の仕事は分業化しているので、役割に特化した専門的な知識が求められます。そのため、それぞれの仕事について、最新情報を積極的に学び、知識を深めていかなければいけません。

また、人手不足などから他の仕事を兼務することも多いので、関連した仕事はもちろんのこと、他の仕事に関する知識を、積極的に学ぼうとする姿勢も必要といえるでしょう。

新しいことが好きでチャレンジ精神があること

新しいことが好きというのは、変化を楽しみながら対応できる力や、知らないことにも前向きにチャレンジするたくましさを示しています。コロナ渦で先の見えない状況だからこそ、より強く求めれらるスキルといえるでしょう。

ライブ配信は、「視聴者が今求めていることは何か」という時代のトレンドを敏感に汲み取り、企画や提案に反映させます。そのためには、新しいサービスを生み出すことにチャレンジし続けなければいけません。

ライブ配信の仕事には、新しいことが好きでチャレンジ精神があることは重要なスキルなのです。

臨機応変な対応力があること

ライブ配信の仕事は、万全の準備をしても当日になって予期しない出来事に見舞われることは少なくありません。状況を見極めて対応できるスキルが求められます。

これは、一定現場での経験を積むことで身につく側面も大きいスキルではありますが、、トラブルが発生した際に素早く行動に移せる力が求められる仕事です。チームとして働くライブ配信では、それぞれの仕事に対する臨機応変な対応力は強く求められています。

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