芸能界に入るには?憧れの企業や職種について詳しく解説

芸能界に入るには?

芸能界に対して、エンタメ業界でも一際華やかなイメージを持つ人も多いでしょう。

そのため、他の業界から芸能界へと転職を希望する人は決して少なくありません。しかし、芸能界での働き方は、企業でサラリーマンとして勤務している人の働き方とは異なります。

そのため、芸能界に入るには、まず芸能界で働く人たちの仕事内容を知り、その中から、自分に合う企業や職種が何かを考えることをおすすめします。

芸能界に入るために関わることができる企業とは?

最初に、芸能界に関わる仕事ができる企業を8種類ご紹介します。

芸能事務所

芸能事務所は、芸能プロダクションとも呼ばれ、所属する芸能人のマネジメント業務をしています。具体的には、所属する芸能人のプロフィール作成、媒体への売り込み、スケジュール管理、ギャラの交渉などを、芸能人本人に代わって行います。

またトラブルが起こった際の対応や、結婚・出産などの発表をする際も、芸能事務所がサポートします。

海外では、芸能人が自分で売り込みをしてくれるエージェントを探して契約するのが一般的であるため、日本の芸能界は特有の存在であることを覚えておきましょう。

テレビ局

テレビ番組を制作し、放送する企業です。

テレビ局というと、番組制作だけを行っているようなイメージがありますが、番組の広報、CMの広告枠をスポンサーに買ってもらうための営業など、さまざまな仕事を抱えた巨大な組織であるのが実情です。

テレビ局の採用というと、新卒採用のみだと考えている人も少なくありませんが、近年、数は少ないものの、キー局でもキャリア採用を行うようになりました。

門戸が広いとは言えませんが、テレビが好きで、テレビ局でしかできない仕事を希望しているなら、転職に挑戦してみるのもよいでしょう。

ラジオ局

ラジオ番組を制作し、放送する企業です。

担当する仕事に応じて大きく2つの部署に分かれています。

1つ目は、ラジオ番組に関わる部署で、番組の編成を行う編成部、番組情報をリスナーに発信する広報部、ニュースを担当する報道部、番組を制作する制作部やスポーツ部、電波を発信し、中継車などを出す技術部などです。

2つ目は、ラジオ局の収益を生み出す部署で、広告主にCM枠を販売する営業部、番組HPやデジタル配信を行うデジタルコンテンツ部、番組にかかわるイベントの企画・運営を行うイベント部などがあります。

ラジオ局でもテレビ局と同様、キャリア採用を行うようになったため、ラジオ局で行いたい仕事のある人は挑戦してみましょう。

制作会社

番組の制作会社とは、テレビ局から発注を受けて、番組の企画・制作を行う企業のことをいいます。

具体的な業務内容は、インターネットや電話でのリサーチ業務や街頭調査、関係者への取材から撮影、台本の作成、スタジオ収録やロケ収録、編集や映像の加工などで、企画の立案から番組制作まで、多岐にわたります。

テレビ局の広告売上が低迷する中、経費節減の流れから、番組制作を外部発注する動きは加速してきているため、制作したい番組があるなら、制作会社への転職に挑戦してみるのもおすすめです。

広告代理店

広告代理店とは、新聞・テレビ・インターネットなどの広告を掲載する媒体と、広告を出稿したい企業(広告主)の間に入り、広告主の要望に合わせた広告のプランニングをしたり、媒体に代わって広告枠を販売したりする企業のことを言います。

広告の出稿に至る一連のプロセスが仕事になるため、広告のプランニングでは、さまざまなクリエイターが関わり、広告枠販売においては営業が手腕を発揮するのです。

あらゆる媒体の広告枠を扱う総合広告代理店、1つの媒体に特化した専門広告代理店など、種類もさまざまなので、どのような広告を扱い、その中でどんなキャリアを活かしたいかを明確にして、転職活動を行う必要があるでしょう。

レコード会社

レコード会社とは、元々レコードを販売していた企業のことで、現在は傘下のレーベルが制作したCDの広告を打ったり、戦略を立てたりして、販売していくのが主な仕事となっています。

レコード会社は、日本レコード協会の正会員として登録している会社を「メジャー」、登録していない会社を「インディーズ」と呼んで区別しますが、メジャーとインディーズを比較すると、メジャーの方が資金力があり、万人受けするCDを制作する傾向にあります。

また、レコード会社は、アーティストと契約し、アーティストが作成した音源を基に、デザイナー、エンジニアがCDを制作します。そしてCDを流通させる業者へ依頼して、CDをショップに届け、販促のための広告宣伝活動も行います。

好きなアーティストのCDの制作や、販売促進に携わりたい人は、レコード会社で働くことをおすすめします。

出版社・編集プロダクション

出版社と編集プロダクションは、書籍、雑誌、マンガなどの企画、取材、執筆、編集、校正、さらにデザイン事務所や印刷所とのやりとりを行い、読み物を作っています。

出版社は、版権や出版権を持ちますが、編集プロダクションは持っていないため、増刷などは出版社が行うことになります。

マスコミにも関わるため、一見華やかに見えますが、中で働く編集者、デザイナー、ライターなどは、意外と地味なコツコツとした作業を行うことが多いでしょう。活字が好きで、地道な努力を厭わない覚悟があれば、出版社や編集プロダクションへの転職を目指してみましょう。

イベント会社

イベント会社は、イベントの企画・制作・運営を行う企業です。

プロデューサー、ディレクター、AD、イベントスタッフが一丸となって、イベントを0から作り上げていきます。

営業から制作、現場手配まで、社内・社外に関わらず、多数の立場が異なる人たちの協力があって1つのイベントを開催できるため、コミュニケーション能力に長けていて、チームワークが好きな人は、イベント会社を目指してみてはいかがでしょうか。

芸能界に入るために関する職種とは?

次に、芸能界における主な職種を7種類ご紹介します。

芸能マネージャー

芸能マネージャーの仕事は主に、「マネジメント」「営業」「サポート」の3つに分類できるでしょう。

マネジメントは、芸能事務所に所属する芸能人の魅力を最大限に引き出すための仕事で、スケジュール管理、芸能人が持つイメージやブランドの管理、体調管理などを行います。

また、営業は、芸能人の特技や魅力、趣味などを分析し、本人の意見も踏まえながら他の芸能人と差別化して、売り込みをかけます。ギャラの交渉も、芸能人本人に代わって行います。

そしてサポートは、芸能人のパフォーマンスを現場で100%発揮させるための仕事です。

現場でのサポート、またメンタル面のサポートをきめ細やかに行うことで、芸能人が活き活きと働く姿を近くで見守ることができます。

人が好きで、コミュニケーション能力やマネジメント能力に自信のある人には芸能マネージャーへの転職がおすすめです。

ディレクター

芸能界におけるディレクターは、制作現場の責任者を指します。

プロデューサーと協力しながら企画や演出について考え、現場では、編集作業や出演者への指示も行うため、チームで1つのエンタメを完成させる楽しさを感じながら、仕事を進められるでしょう。

制作したい作品があり、チームワークの好きな人は、ディレクターを目指してみてはいかがでしょうか。

プロデューサー

芸能界におけるプロデューサーは、制作やプロジェクトの総責任者を指し、企画・進行・予算管理を行うことで全体の指揮を取るのが主な仕事です。

制作資金を集めるために、スポンサー企業へ企画のプレゼンテーションを行ったり、出演者への出演交渉を行ったりするため、1つのエンタメを完成させるために、最初から携わり、全てのハンドリングができるのがプロデューサーの仕事の楽しさと言えるでしょう。

制作したい作品があり、リーダーシップを発揮したい人は、プロデューサーへの転職を検討するのもよいでしょう。

広報

広報は、現場のスタッフが制作したエンタメの認知度を高めるため、広く情報発信を行うのが仕事です。

テレビ・新聞・雑誌などのメディア対応、報道関係者向けのプレスリリース作成、パンフレット作成やホームページ作成など、仕事が多岐に渡るため、幅広い業務に従事できるのが魅力的と言えるでしょう。

ルーティンワークより、次々と新しい仕事に取り組みたい方に、広報への転職はおすすめです。

制作

制作は、その名の通りコンテンツを作るのが主な仕事です。

何度も会議を重ね、視聴者やユーザーが喜んでくれるコンテンツとは何かを考えて、企画や制作につなげていきます。

転職者にとって、人気の高い職種であるため難関ですが、たくさんの人を自分の作ったコンテンツで楽しませたいという志のある人は、挑戦してみる価値があるでしょう。

営業

営業は、テレビ局・ラジオ局であれば広告主にCM枠を販売したり、出版社であれば自社の出版物をより多くの読み手に届けたりと、所属する企業の売上をアップさせる仕事です。

どの会社も企業である以上、売上と利益を追求する必要がありますが、その先頭に立って数字を作っていくことができます。

ヒューマンスキルが高く、仕事の結果をはっきりと数字で出したい人におすすめです。

イベント運営

イベントの現場で全体の進行とスタッフを管理し、円滑に運営して成功させる仕事です。

大きい規模のイベントの場合、何百人というスタッフを、スムーズに調整しながら動かす必要があるため、臨機応変な対応を求められることが多いでしょう。

コミュニケーション能力が高く、リーダーシップを発揮して仕事をしたい方はイベント運営の仕事への転職を考えるのもよいでしょう。

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