eスポーツの競技で扱われるゲームの種類を紹介!業界内で働きたい人向けに職種も併せて解説
この記事の監修者
大学では、2Dアニメーションの他にMaya、3DMAX等3DCG技術、制作進行等を学修。
大学卒業後、大手映像制作会社にてプロデューサーとして企画、面接、キャスティング、予算管理からディレクションまで幅広い業務に携わる。
プロデューサーとしての経験を活かし、他とは違う一歩進んだ支援を実施いたします
目次
【eスポーツの種類について】eスポーツとはゲームの対戦を使ったスポーツ競技のこと
コンピューターゲームや、ビデオゲームの対戦をスポーツ競技として捉える「eスポーツ」が世界的な広がりを見せています。日本国内の競技人口はおよそ400万人程度ですが、世界の競技人口はおよそ1億人にものぼり、その3倍以上にもなる3億8000万人がeスポーツを観戦する視聴者だといわれています。
eスポーツには様々なジャンルのゲームがある
eスポーツで競技として扱われるゲームには、3ヶ月以上の運営・販売実績をもち大会の興行性や継続性がみられ、競技性が認められるものといった条件が定められています。
このことからも、競技性があり、勝ち負けがはっきりとつくゲームの大会が開かれ、それを観戦しにくる視聴者から視聴料などを徴収する形で収益を立てていることがわかります。
一方で、上記の条件を満たしているゲームのジャンルは多岐にわたり、その中には一般の家庭で遊ばれているようなゲームも含まれています。
アメリカではすでにスポーツとして認知されている
日本国内では、様々な法的な制限もあることから、eスポーツに対する認知はまだまだ低く、後進国だといわれていますが、アメリカではすでにeスポーツがスポーツとして認められており、プロスポーツ選手と同様にサインを求められるなど憧れの存在になっています。
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eスポーツのゲームの種類
先述した通り、eスポーツの競技としてプレイされるゲームには、条件をクリアした幅広いジャンルがあります。eスポーツで観戦できるゲームの主な種類について解説します。
①FPS・TPS
FPSは、ファーストパーソンシューティングの略で、第一者の視点でキャラクターを操作し、画面上に映るのは武器や腕だけで、敵と戦うアクションゲームです。第三者視点で身体全体が映るTPS(サードパーソンシューティング)と混同されがちであるため、注意が必要です。
FPSは主観的で臨場感のある映像を楽しみながらプレイすることができ、TPSの場合にはFPSよりも視野が広がるため、より周囲の状況を把握しながらゲームを進めていくことのできる面白さがあります。
FPS・TPSで有名なタイトル
FPS:「コールオブデューティー」「バトルフィールド」「オーバーウォッチ」など
TPS:「PUBG」「フォートナイト」など
②RTS
RTSは、リアルタイムストラテジーの略で、指揮官の俯瞰した視点から、兵士たちを指揮して敵の軍隊と戦う形のシミュレーションゲームです。リアルタイムで戦況が変わっていくため、素早い判断力で、戦うことが求められるゲームです。
RTSで有名なタイトル
「スタークラフト」「エイジオブエンパイアシリーズ」など
③DCG
DCGはデジタルカードゲームの略で、CCGやTCGと呼ばれる場合もあります。
集めたカードでデッキを作成し、対戦をする頭脳型のゲームです。
DCGで有名なタイトル
「シャドウバース」「ハーフストーン」など
④スポーツゲーム
家庭で遊ぶゲームとしても、一般的になっているスポーツを題材にしたゲームです。
バスケットボールやサッカーなど球技がプレイされることが多くあります。
実際のスポーツのように、多くの人に知られているルールの中で得点によって勝敗が決まるため、観戦する側としても抵抗なく見ることができるeスポーツだといえます。
スポーツゲームで有名なタイトル
「ウイニングイレブン」「FIFA」「ロケットリーグ」「NBA」など
⑤格闘ゲーム
プレイヤーが操作するキャラクターが、1対1で格闘技の技などを決めながら戦い、勝敗を決めるゲームです。1試合あたりの時間が短いため、観戦する側も見やすく、勝敗のルールもわかりやすいことから人気のあるジャンルです。
また、eスポーツの中でも日本で開発されたゲームが多いジャンルであるともいわれています。
格闘ゲームで有名なタイトル
「ストリートファイター」「鉄拳」「大乱闘スマッシュブラザーズ」など
⑥MOBA
MOBAは、マルチプレイヤーオンラインバトルの略で、複数のプレイヤーで1つのチームを組み、協力し合いながら勝利を目指すゲームです。世界的に見ると、eスポーツのなかでも競技人口の多いジャンルであるといわれているため、注目しておきたいジャンルであるといえます。
一方で、初めて見る場合には、ルールがわかりにくいゲームも少なくないため、観戦者として見るにはハードルの高いジャンルだといえます。
MOBAで有名なタイトル
「リーグ・オブ・レジェンド」「ヒーローズ・オブ・ザ・ストーム」「スマイト」など
⑦パズルゲーム
こちらも家庭用のゲームなどで広く普及しているジャンルです。
決められた時間の中でパズルを解いていく頭脳型のゲームで、タイトルも多くの人に知られているものが多いため、観戦者としても抵抗なく見ることができます。
パズルゲームで通名なタイトル
「ぷよぷよ」「テトリス」など
eスポーツ業界の仕事の種類
eスポーツ業界には、いわゆるアスリートである選手の他にも様々な種類の職業が存在しています。eスポーツ業界に興味がある場合には、必ずしも選手にならなくてはいけないわけではないため、自分が活躍できそうな職種を狙うことをおすすめします。
eスポーツ選手|プロゲーマー
eスポーツの選手はプロゲーマーになります。選手の多くがプロチームに所属して、大会での賞金獲得やスポンサーからの支援、チームからの給与などによって生計を立てています。
もちろんチームにもよりますが、eスポーツ選手の多くがユニフォームを着用し、そのユニフォームにはスポンサーの企業名が入ることになるため、広報活動としても一役を担っているといえます。
ゲームの実力が求められ、また動画配信などでも積極的な発信が必要になるため、一定以上のアクティブさが求められる場合もあります。
アナリスト|チームの戦略を立てる役割
ゲームの特性や相手チームの先方から、自チームを勝利に導くことができるよう、チームの脳として、戦略を立て役割を持つ人のことをアナリストと呼びます。
個人でやるスポーツゲームや格闘ゲームなどでは、活躍の場面は多くありませんが、チームで戦うタイプのゲームでは、戦略を立てるなど積極的に活躍することが可能です。
アナリストも選手と同様にスポンサーからの支援や、チームからの給与にて生計を立てています。
ストリーマー|試合を盛り上げたり実況動画を制作する
eスポーツの試合をインターネットを通して実況したり、ゲームの実況動画を通じてゲームに関する情報を伝える役割を担う人のことを、ストリーマーと呼びます。
一方で試合等とは無関係に、ゲームのプレイしている様子を実況動画としてアップロードをする人もいるため、企業に所属するストリーマーと、個人で活動をするストリーマーは存在します。
主には、配信した動画の広告収入や、試合の際の投げ銭などによって生計を立てています。
解説者|ゲームに関する深い知識を活かして解説をする
ゲームのプレイそのものが上手くない人でも、知識を活かして就くことができるのが解説者やキャスターという職種です。ゲームに対する理解を深めることで、複数のイベントに呼んでもらうことができれば、比較的安定した収入を狙うことも可能です。
基本的には、出演したイベントのギャランティなどをメインの収入として、生計を立てています。
イベント運営者
eスポーツのイベントを運営する立場として業界に携わることも可能です。
eスポーツそのものの技術や知識は足りないものの、業界に携わる仕事がしたいということであれば、いちばん狙いやすい職種であるともいえるでしょう。
イベント運営者は、会場の設営やイベントの広報、出演者の手配など様々な人と関わりを持ちながら、仕事をしていく必要があるため、コミュニケーション能力や社交性が求められる職種です。
基本的には、イベントで発生した利益や、スポンサーからの支援などによって生計を立てています。
ライター
日々、注目を集めるeスポーツ業界には、専門的なメディアの運営や、選手へのインタビュー記事などを作成するライターも大きく関わっています。
実際に、eスポーツに特化したメディアを運営する企業に入社することができれば、正社員としての活躍も見込めますが、基本的には記事単価で副業的に仕事を請け負って行く力が求められます。
そのため、主な収入源は記事作成に対する報酬になると考えられます。
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