【転職質問集】面接で対策すべき質問の種類と回答例を紹介【保存版】
転職活動で、面接を受ける方のために、対策すべき転職質問集を作りました。面接に苦手意識がある方でも、ポイントを押さえておければ、必要以上に怖がる必要はありません。安心して面接に臨むためにも、ぜひチェックしてみてください。
目次
【転職質問集】転職の質問は「能力・価値観・志望度」を問う質問に大きく分けられる
今回は転職活動の成功に大きく左右する、面接の受け答えに関してまとめてみました。
この記事をご覧いただいている中には、面接が苦手な方もいるかもしれませんが、実は事前に準備をしておけば、面接に合格できる確率は大きく上がります。今回の記事を読んで、希望している企業の内定を勝ち取ってください!
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【挨拶代わりの転職質問集】最初に問う鉄板の2つの質問
①「まず自己紹介をお願いします」
自己紹介では、主にコミュニケーション能力、関係構築力を見ています。
どんな話し方なのか、どんな表情をする方なのか、といった印象もチェックされるので、自分はどういった印象を持ってもらいたいかを意識して練習をしてみるといいでしょう。
鏡の前で自分の表情を見ながら話してみるのもオススメです。
回答例
「初めまして。○○と申します。これまでIT業界にて5年ほど努めてまいりました。
営業の経験が3年、経理の経験が2年ほどです。今回応募したポジションでは営業での経験がいかせると思い応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いします。」
自己紹介は簡潔に行うほうが基本的にはよいです。そのため、だらだらと経歴を話してしまわないよう気をつけましょう。
細かな業務内容をたくさん話してしまっても、あまり面接担当者の頭の中には残りずらいですし、相手が考えている面接の流れを崩してしまう可能性もあります。自己紹介はなるべく簡潔に済ませるようにしましょう。
②「あなたの職務経歴を教えてください」
事前に職務経歴書を提出するケースが多いので、面接官は実際には職務経歴を知っています。それでも、職務経歴書との照合と体系化して論理的に説明できるスキルを見たいので、あえて質問しています。
そのため、単純に職務経歴書を読み上げるだけでなく、より伝わりやすく整理して話すことが重要です。また、話す内容を準備する際には、企業の求人票をしっかり読んで準備する事をオススメします。
実は求人票には様々なヒントがちりばめれていています。
例えば、《チームワークを大事にする社風です》という記載がある場合は、業務内容にもそういったエピソードを盛り込んでみると印象がよくなります。これまでの経歴を話すだけでなく、相手が求めているものを考えながら準備してみて下さい。
他には、たくさんの事を知ってもらおうと、これまでの経験をつらつらと話してしまうのはNGです。募集職種に関係ない分野も同じボリュームで話してしまうと、話をまとめることが苦手な人だと思われてしまいます。
募集職種に関連している部分を中心に話すことを意識してみてください。
【転職質問集】自己理解、スキルセットを問う3つの質問
①「前職での業務内容と身に付いたスキルについて教えてください」
こちらもこれまでの経験が募集職種にマッチしているかをみられています。
具体的に経験した内容をお伝えするだけでなく、これまでの経験からどんなスキルを習得し、どのように募集職種で活かせるかを伝えるようにしましょう。
回答例
『前職では映像制作や動画編集を行っていました。動画編集は主にPremiere Proを使用しており、基本的な編集であれば問題なくできます。身についたスキルは、今回募集されている職種の映像制作ディレクションの部分で活かせると考えています』
ここでも募集職種にほとんど関係ないと思われる内容は避けましょう。
②「あなたの強み/弱みを教えてください」
こちらは自己理解ができているかをみられています。自分の性格や行動の傾向を理解して仕事に活かすことは、社会人であればできるようになっておきたいことのひとつです。
弱みは少し正直に話しづらいと思うこともあるかもしれません。ただ、誰にでも長所短所はありますし、それとどう向き合うかが重要なので、脚色せず素直に回答しましょう。
弱みを話す際のポイントは、ただ弱みを弱みとして話すだけでなく、それ対してどう取り組んでいるかを話すことです。弱みと真っ直ぐ向き合い、改善していける人材は、特に若手のうちは重宝されますので、ここは気負わず素直に話してみる事をオススメします。
③「自己PRをお願いします」
最近では、「自己PRをお願いします」とははっきり言われないことも多いです。ただ、自己PRはどの会社の面接でも準備しておくべきものです。
自己PRがうまく話せない場合は、自分の強み・特徴と企業が結びついていないケースが多いです。自分がなぜその企業の戦力になれるのかを説明できるようにしておきましょう。
確かな実績がある場合は、実績のアピールでも問題ありません。ただ、取り立てた実績がない場合は、過去に遡ってみて、自分の性格的な長所を整理して強みを抽出してみましょう。
なかなか思いつかない方は、これまで周りの人に褒められた事を思い出してみるのもおすすめです。複数人から褒められた経験のある特徴は、十分にPRできるものであることが多いです。まずは、こんなことでもいいのかなという内容も含めて、アピールできることをリストアップしてみましょう。
【転職質問集】志望度の高さや企業理解度の高さを問う3つの質問
①「志望理由を教えてください」
志望理由は、オファーを出したら自社に来てくれるか、すぐに会社を辞めないかなどを評価されています。
志望理由も面接では必ずと言っていいほど聞かれる内容です。志望理由がしどろもどろになってしまうと、面接の準備・下調べをしていないなと思われてしまうので、注意が必要です。
志望動機はなるべく具体的になるようにしてください。志望動機の抽象度が高く、どの会社でも言えるような内容だと、面接官から本当は自分の会社にはあまり興味がないのではないかと思われてしまいます。
HPに記載がある企業理念に共感したという方も多いですが、他の候補者が気づかないような小さい情報に目をむけてくれている方がよっぽど本気度が伝わります。
インターネットでHPの隅から隅まで見たり、有価証券報告書を見たりするなどして、志望企業をなるべく細かく解剖し、説明できるようにしてください。
②「志望部署で成し遂げたいことを教えてください」
こちらの質問では志望度の高さと、企業の理解度を見られています。この会社で働きたいという熱い想いを伝えることはもちろんですが、会社がどんな事業を行っていて、将来どのような事業展開のイメージをしているかを理解していることが大事になります。
志望理由を考える際に集めた情報をフル活用してみてください。成し遂げたいことを伝える際には、具体的な数字目標を記載することが大事です。壮大な夢を語ることも悪くありませんが、できる限り面接官が具体的な成果をイメージできる内容にしましょう。
③「希望の職種に就けない場合もありますが大丈夫ですか?」
こちらも志望度の高さを見られています。会社に魅力を感じてくれていて、職種など環境の変化があった場合に、どの程度対応できるのかを確認しています。
希望職種にこだわりが強い場合は、その旨を伝えて問題ありません。「一時的には他の職種でも問題ないが、将来的にはやっぱり希望職種につきたい」という回答も、会社に魅力を感じていることを伝えつつ、自分の意向を伝えるためには有効です。
回答例
『〇〇という業務が一番の希望ですが、貴社の△△という点に魅力を感じて応募させて頂いたので、希望の職種以外でも問題ないです。ただ、ゆくゆくは◯◯の職種に進み、スキルを身につけていきたいと考えています。』
【転職質問集】志向性、価値観を問う3つの質問
①「あなたの企業選びの軸を教えてください」
会社の方針とあなたの価値観がどの程度合うのかを見られています。
こちらも綺麗に取りつくろう必要はないです。いくら魅力的に感じている企業でも価値観の違う企業に入社することは、最終的に双方にメリットがないことが多いです。
そのため、すり合わせの意味も兼ねて、自分が会社を選ぶ上で大事にしている事を素直に話してみてください。
②「前の会社(現在の会社)を退職した(い)理由を教えてください」
どういった点で不足・不満を感じて転職したいのか、自社でそれを解消できるのか、をみられています。
このときに、退職理由を伝える際は、ただの不平・不満にならないように注意してください。給料が上がらなかった、残業時間が長かったなども、「前の会社が不足していた」ということではなく、なぜそれが改善できる環境に変えたいと考えるようになったのかを説明できるようにしておくとよいでしょう。
回答例
『前職には、◯◯というスキルを身につけようと思い入社をしました。しかし想定よりもベテランの社員も多数在籍しており、仕事を取りに行っても任されづらい環境がありました。そのため、◯◯のスキルを身に付けるためには、どれだけ早くても5年程掛かります。
ベテラン社員から多くを学べることは魅力的ではあるのですが、3年以内にスキルを習得したいと考えているので、この度転職を決意しました。』
③「あなたのキャリアプランを教えてください」
長期的な目標と自社を志望する理由に整合性があるかを見られています。
目標を持っている方は仕事の成長も早いです。入社3年程の視点ではなく、10年くらいをイメージして準備してみるといいでしょう。10年ほどのキャリアプランをお伝えできれば、長期的な目標だけでなく、志望度の高さも伝わります。
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