【芸能マネージャーの給料】業務内容から年収アップのポイントまでご紹介

 

芸能界は華やかな印象がありますよね。それを裏から支えるのが芸能マネージャーの仕事です。この記事では、芸能マネージャーの業務内容から給料までを詳しくご紹介します。

芸能マネージャーの主な業務内容と平均給料は?

芸能マネージャーの仕事は大小さまざまな芸能事務所がありますので、細かな違いはありますが、担当するタレントや俳優のサポートが主な仕事です。

その内容は多岐に渡っており、スケジュールの管理、タレントの送迎、営業活動など昼夜を問わない対応が求められることも少なくありません。

まずは、芸能マネージャーの詳しい仕事内容や給料事情について、ご紹介していきます。

芸能マネージャーの業務内容一覧

芸能マネージャーは、タレントや俳優などが能力を最大限に発揮し、世間に幅広く知られるようにサポートをする仕事です。

具体的には、タレントや俳優に同行してケアをする「マネジメント」、仕事をもらえるようにメディアに売り込みをかけていく「営業」に大きく分けられます。

マネジメント

仕事の進捗管理や出演時間の調整などスケジュール管理、スタッフへの挨拶回りやタレントのフォローを行なうための現場同行、出演番組の選別や出演頻度の調整など、タレントのイメージを保つ役割も担います。

営業

タレントや俳優が世間に広く知られるように各メディアに売り込みを掛ける仕事です。スケジュールを管理するだけでなく、スケジュールが埋まるように仕事を獲得することも芸能マネージャーの大切な仕事のひとつです。

芸能マネージャーの平均給料は約320万円

一見華やかに見える芸能マネージャーですが、芸能人とは違い、会社員という立場であることもあり平均年収はイメージよりも高くありません。

国税庁の民間給与実態統計調査によると、企業に勤務する会社員の平均年収は441万円という結果も出ています。それと比較すると、芸能マネージャーは相応する給料をもらえていないようにも感じられます。

ただ、大手芸能プロダクションであれば、労働条件も待遇も比較的優れていたり、高い結果を残せばインセンティブがある場合もあり、給料アップできる機会もたくさんあります。ただ、芸能マネージャーになって間もない頃は、待遇よりも自身の目的や目標をしっかりと持って実績を残す期間と考えた方が懸命かもしれません。

 

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芸能マネージャーが給料アップを実現するためのポイント

芸能マネージャーの平均年収はさほど高くないとご紹介しましたが、中には1000万円を超える年収を得ている人も少なからず存在します。ただ、同じ事務所で長く勤めているだけで自然と収入がアップしていくわけではありません。

例えば、担当マネージャーからキャリアを重ねて、マネージャー全体を統括する管理職の立場になった場合は、高収入の可能性が広がります。

では具体的にどういったケースであれば、給料がアップするのかをご紹介していきます。

①芸能事務所でキャリアを積んで管理職を目指す

芸能マネージャーは、タレントや俳優とは異なり会社員です。したがって、他の会社員と同様に芸能事務所の中で管理職を目指すことで給料アップを勝ち取ることができます。

入社した頃は、担当したタレントだけをマネジメントするところから入りますが、キャリアを重ねていくと複数のタレントを掛け持つようになっていきます。

そこからさらにステップアップすれば、各マネージャーを統括するチーフマネージャーに昇進し、そこで活躍が認められれば、統括マネージャーという管理職の立場にたどり着きます。統括マネージャーになると、大きく役職手当が増えるケースも多いです。

このように、地道に経験や実績を残していくことでも、給料アップを実現することができます。

②新たな才能を発掘することで給料アップも

芸能事務所の大きな仕事は、スターの原石を発掘することです。その原石を探り当てて人気者になれば、当然のことながら芸能事務所の業績は向上し、そのスターを見出した社員の給料もアップする場合があります。

もちろん、芸能マネージャーとして、今在籍しているタレントや俳優をしっかりとサポートして、より仕事を増やしていくことも大切な仕事です。その一方、芸能界は移り変わりの激しい世界であることから、常に新しい原石を探し続けていくことも強く求められています。

「才能がある」「売れそう」と感じた一般人を探すだけでなく、スカウトして芸能の世界へと導いていくのは、とてつもない労力が必要であることから、その見返りとして、成功すれば大幅な昇給につながるということも認識しておきましょう。

③芸能事務所の給料体系を見直し、自分に合った環境を選ぶ

先に給料アップの例をご紹介しましたが、その昇給幅については、各芸能事務所によって異なることは覚えておいてください。

例えば、スターを見つけ出した場合、歩合給制を採用している芸能事務所であれば、月々の給料が大幅にアップしますが、年俸制や固定給制を採用している芸能事務所の場合、月々の給料には反映されず、ボーナスや臨時ボーナスでその見返りを受け取る場合もあります。

この仕組みを理解して転職するだけで、大きく給料が上がるケースもあります。

転職するだけでも給料アップできるかも?面接でアピールする際のポイント

芸能マネージャーの仕事は、人気があり採用枠も少ないため、狭き門だとイメージする人が多いかと思いますが、芸能マネージャーの仕事は厳しさのあまり短期で離職する人も多いため、一定数の求人があります。

だからこそ、芸能事務所は即戦力を求めるケースが多いといえます。その中でも、芸能マネージャーに求められる資質・スキル・経験を持っている場合は、採用時の給料が優遇されるケースもあります。

では具体的にどういった場合に、転職の際に給料アップを勝ち取ることができるのか、また、それらを面接の際にどうアピールしていけば良いのかを次からご紹介していきます。

①夢を実現するために激しい環境変化を耐え抜く対応力

芸能マネージャーの仕事は、華やかさの反面、勤務時間が不規則で休みが少なかったり、残業が多かったりすることから早期退職する人も少なくありません。

転職面接の際も、単なる憧れだけで応募した場合は、採用への道が遠のいてしまいます。したがって、芸能マネージャーへ転職を希望する場合は、これらの厳しい労働環境をしっかりと認識していること、また、これまでに同じような経験を積んできたことをアピールできれば給料アップも夢ではありません。

対応力が試される具体的な場面

芸能人の仕事は、急に仕事が入ったり、逆に急に仕事がキャンセルになったりと不規則で迅速な対応が求められることが多いといえます。特に急に仕事が入った場合は、即座にタレントや俳優にその旨を伝えて、最高のパフォーマンスを発揮できるように持っていかなければなりません。

このような急なスケジュール変更を伴うような仕事、例えば、サービス業でスケジュール調整を行なっていた経験があれば、芸能マネージャーとして働く姿が想像できて、面接官に与える印象はプラスになるといえます。

このような柔軟な対応力は、芸能マネージャーにおいて不可欠であることは認識しておきましょう。

面接でのアピール方法

「勤務時間が不規則で自分の時間が持てない」という理由で、芸能マネージャーの仕事から離れていく人も少なくありません。

したがって、そのような環境を耐え抜いたという経験があれば、アピールになることは間違いありません。その場合は、必ず具体例を添えてアピールすることがポイントです。

例えば、サービス業の店長として、「アルバイトの急な休みに対応した経験」「店が急に忙しくなったので休みなのに出勤した」という経験がある場合は、必ずアピールするようにしましょう。

②新規開拓の営業職での経験や実績が武器に

芸能マネージャーの仕事は、タレントや俳優をサポートすることですが、それだけでは給料アップやキャリアアップには繋がっていきません。

マネジメントするタレントや俳優が世間に広く知られるように売り込みを掛けて、芸能事務所に仕事を引っ張ってくることも芸能マネージャーの大きな役割です。

もし、芸能マネージャーに転職して高い給料を得たいと考えるならば、新規開拓の営業として、数多くの実績を上げてきた経験があれば大いにアピールすることができます。

では、その経験が芸能マネージャーの仕事の中でどのように活かせるか、また、面接でどうアピールすればよいか、具体的にご紹介していきます。

新規開拓の営業スキルが試される具体的な場面

芸能マネージャーの仕事は、ときには全く無名のタレントを売り込んでいかなければなりません。ただ、大きなメディアほど経験や実績のないタレントを簡単に起用してくれるほど甘くはなく、まずは小さな仕事でも獲得していくことが求められます。

このときに必要とされるのが、新規開拓営業のスキルです。

面接でのアピール方法

新規開拓営業の経験を面接でアピールするには、とにかく新規開拓に成功したという具体例を話すことが一番効果的です。その際、営業成績の順位が良かったのであれば、その点も話すようにすれば良いですし、また他の人が何件獲得したかに対し、自分は何件獲得したか相対的に話をすると、よりあなたの経験が際立つこともあります。

芸能マネージャーの新規開拓の仕事でも、タレントのプロフィールを簡単に受け取ってもらえず、心が折れそうな場面も多々あります。新規開拓営業で断られ続けても心折れることなく、前に進んできたという話もアピールポイントになるといえるでしょう。

③こまめな根回しができるコミュニケーション能力と調整力

担当するタレントの長期的な戦略を立てることもマネージャーの仕事の一つです。

したがって、単にどんな仕事も受けるのではなく、ときにはタレントイメージを重視して仕事を断ったり、わずかな出演時間でも出演をねじ込んだりすることもマネージャーの仕事です。

ただ、断ったり、ねじ込んだりすることをこちらの都合だけでやっていれば、さすがにメディアからの信頼もなくなっていきます。事前に丁寧な説明やこまめな根回しをすることで、継続的に仕事を獲得できるようになります。

このようなこまめな根回し、コミニケーション能力や調整力もマネージャーには不可欠だということは認識しておきましょう。

コミュニケーション能力・調整力が試される具体的な場面

担当タレントのスケジュール管理をする場面では、仕事がバッティングした際にどちらを優先するか、また、断る仕事については相手に悪印象を与えず、次回の仕事に繋げていくことが求めらる場面が多々あります。

このような場面では、メディア関係者とのコミュニケーション能力が求められますし、マネジメントするタレントや俳優からときには厳しい言葉を浴びせられることもあります。そういった場面で感情的にならず、且つ心折れることなく対処する力が求められます。

もし、クレーム対応の仕事でキャリアを積んできたのなら、芸能マネージャーの仕事でその経験が活かせる場面があることを知っておきましょう。

面接でのアピール方法

コミュニケーション能力を面接でアピールするには、前職で得意先と信頼関係を築いていったプロセスを具体的に説明することが効果的です。

また、ある商品を売り込むために戦略を立案した経験があれば、タレントの売り込みと通じる部分がありますので、どういった点に注意して戦略を立てたのかを説明すれば、プロデュース力もアピールすることができます。

その他、厳しい言葉を浴びせられ、冷静に対処したエピソードがあれば、それらをアピールすることで好印象を与えることができます。

芸能マネージャーに求めれられている資質をしっかりと把握し、自身の経験と合致するものを具体例を添えて説明することが大切です。

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※平均年収などの情報は、執筆当時のIndeedの平均値や当社顧客データベース情報に基づきます