【転職の流れ一覧】4つのステップとそれぞれの進め方・ポイントをご紹介

転職の流れやステップごとのポイントをまとめました。転職活動が初めての方に向けて、押さえておくべきポイントを採用担当者の目線で解説していますので、最後まで読んでいただければ、スムーズに転職活動に臨むことができます。

この記事の監修者

非公開: 荻原
非公開: 荻原キャリアアドバイザー

大学では、2Dアニメーションの他にMaya、3DMAX等3DCG技術、制作進行等を学修。
大学卒業後、大手映像制作会社にてプロデューサーとして企画、面接、キャスティング、予算管理からディレクションまで幅広い業務に携わる。

プロデューサーとしての経験を活かし、他とは違う一歩進んだ支援を実施いたします

 

【転職の流れ】転職で踏むべきステップは大きく分けて4つ

「転職して新しいことにチャレンジしたい」と決断しても、はじめての転職であれば、どのように転職活動を進めればいいのか、不安な方も多いのではないでしょうか。

転職活動は大きく次の4つのステップに分けられます。

●転職の準備(自己分析・書類作成)
●求人への応募(求人のリストアップ・応募)
●選考対策(企業分析・志望動機・自己PRの作成)
●内定・退職手続き(内定承諾・社内への転職意思の伝え方)

この記事では、皆様がスムーズに転職活動に臨めるように、各ステップごとのポイントを紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

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【転職の流れ ①準備】まずは自己分析・転職に必要な書類を整理しよう

転職活動の最初のステップは自己分析です。

各企業に応募するには、必ず履歴書や職務経歴書が必要です。また、それらの書類に自身の情報を記入しようとすれば、「自身がどういった人間なのか」「これまでどんなことを経験してきたのか」など、しっかりと自分自身を把握していなければ、書類を作成することができません。

自身のことは理解しているつもりでも、いざ机に向かうとなかなか出てこないものです。
ここでは、自己分析の進め方と履歴書・職務経歴書を作成する際のポイントについてご紹介していきます。

自己分析は面接で聞かれそうなことを徹底して深堀りするのが近道

自己分析は、どこまで考えるべきなのか分からず、沼にはまってしまうことが多い作業でもあります。そこでオススメしたいのが、面接でよく聞かれることから自分自身のことを掘り下げていくことです。

例えば、
・学生から社会人になるまでどういったことを考えて過ごしてきたか
・今の企業にはなぜ入社したのか
・その企業でどういったことを身につけたのか
など、面接でよく質問される項目があります。これらを一つ一つ深掘りして考えていくことができれば、転職成功にむけて最短距離で自己分析を進めることができます。ただ、企業に合わせて、自分を偽ってしまわないように注意が必要です。

自己分析がしっかりできていれば、面接だけでなく応募書類作成でも困ることがありませんので、自己分析は時間をかけてじっくりと行うようにしてください。

【転職の流れ ②求人への応募】手段を駆使して、応募したい求人を列挙しよう

自己分析と応募書類の作成ができたら、いざ求人への応募です。

応募するのはさほど難しいことではないのですが、自分の理想を実現できる企業を探すのは、実は骨の折れる作業でもあります。

求人サイトや転職エージェントそれぞれの良さを理解して利用する

近年の代表的な求人応募の手段は、転職サイトと転職エージェントです。

転職サイトと一口に言っても、全国の求人情報が掲載されているのもあれば、地域に限定されたもの、業界や職種で絞られたものと、様々な種類が存在します。

莫大な情報から、必要な情報に絞り込むのは大変なので、できる限り志望業界に特化したサイトを利用することがオススメです。

転職エージェントは、自分に代わって最適な求人をみつけて紹介してくれたり、応募書類の添削まで行なってくれたりと、転職成功まで伴走してくれる存在です。初めて転職する方は、転職活動の勝手を教えてくれる存在でもあるので、一度は利用してみることをオススメします。

絶対に外したくない必要条件とあったらいい歓迎条件に分けて考える

自分に合った求人を見つけるには、しっかりと自身の希望する条件を設定しておくことが大切です。ただ、条件を羅列するだけでは、理想の企業は見えてこないため、「絶対に外したくない必要条件」と「あったらいい歓迎条件」に分けて、精査することがおすすめです。

自分に合った求人がなかなか見つからないと思っている方は、必要条件が高すぎるか、そもそも条件が設定できていない可能性があります。自分なりの企業を評価する基準として、必要条件と歓迎条件それぞれ、2,3項目は設定しましょう。

【転職の流れ ③選考対策】企業を深く分析して自分の強みが活かせることを伝えよう

選考対策のひとつとして、企業分析が挙げられます。

いくら輝かしいキャリアを持っていたとしても、応募企業に対する知識が全くない人材を採用担当者は採用したいとは思いません。採用担当者は優秀な人材を確保することも仕事ですが、自社に対して興味や熱意を持って入社してくれるような人材を求めています。

したがって、応募する企業のことを深く分析することは、内定を勝ち取る上で欠かすことができない対策のひとつとなります。

ただ、企業を分析するだけではなく、企業の特徴に対して、いかに自身のキャリアや強みが活かせるかという重ね合わせも大切です。このようなストーリーを描くためにも、企業分析はしっかりと行うようにしてください。

企業分析はホームページから派生して、他の文献にも目を向ける

企業分析の進め方といっても、どう分析すればいいか分からない方も多いはずです。

まず基本的には、その企業のホームページは隅から隅までチェックするようにしてください。そこには、サービスの特徴やミッション、ビジョン、バリューなどが掲載されています。

これを一通り読んでおくことで、最低限の企業分析にはなります。ただ、ここまでは他の応募者もほぼ行なっていると考えられます。他の応募者をリードするには、さらに一歩踏み込んで企業分析することが必要です。

例えば、有価証券報告書や中期経営計画を参照して、今後の方針や事業上のリスクなどの項目をチェックしておくと、企業がこれから注力したいポイントが分かります。それを押さえて自分をアピールすることができれば、他の応募者より一歩リードすることができるでしょう。

志望動機・自己PRは応募企業と結びつけるストーリーにする

志望動機・自己PRで大切なポイントとしては、自分の強みやキャリアが応募企業で活かせる、もしくは利益をもたらすというストーリーにすることが内定獲得への近道だといえます。

いくら立派な経験を積んできたとしても、応募企業に全く関係がなければ、感心はされてもぜひ入社して欲しいという結論には至りません。例えば、志望動機であれば、
「自身はこれまでマーケティングの世界で20年の経験を積んできました。今後マーケティング部門に力を入れていく御社で、私の力は存分に発揮できると思いましたので志望しました。」
自己PRであれば、
「私の強みは人の話をよく聞いて、最後まで粘り強く取り組める点です。この点は、御社の顧客に寄り添う方針に合致すると思います。」
といったような、応募企業と自身を直接的に結びつける話ができるように、事前に用意しておきましょう。

【転職の流れ ④内定・退職手続き】内定承諾・社内への転職意思の伝え方

転職活動を進めている間は、内定獲得に集中しがちで、内定が出た瞬間に転職活動が終わったかのような気持ちになります。しかし、内定獲得で転職活動が終わるわけではありません。

複数社から内定をもらったのであれば、その中から内定承諾する企業を決定しなければなりませんし、また、承諾するにも自身の希望条件が満たされているのかなどもチェックしなければなりません。

また、在職中であれば、退職の意思表示をしっかりと行なって仕事の引き継ぎもしっかりとする必要があります。これらが全て完了してようやく転職活動は終了となりますので、これからは内定を貰った後についてご紹介していきます。

転職先を選ぶ際は「譲れない点」を基準に決断する

内定をもらったら、その企業に入社をするか決断しなければなりません。

決断をする際に押さえておきたいポイントとして、転職活動で最も重要視していた条件が満たされているかどうかは、しっかりと確認しておくべきです。

転職活動が長期化し、どんどんと転職条件のハードルが下がってしまった方も見受けられます。しかし、転職するのは何か現状に不満があり、それらを解消したいために転職を決断したはずです。

もし、転職活動が長期化し、現状が打破できない企業に入社を決めてしまうと、結局、また転職を繰り返すことになってしまいます。

焦る気持ちは十分に理解できますが、繰り返しにならないためにも「ここだけは絶対に譲れない」という点が満たされているか、内定を承諾する前に再確認してください。

転職の意思表示は規則を守り、引き継ぎで迷惑が掛からない期間を設定

在職中に転職する場合、転職が決まり次第、退職の意思表示をする必要があります。

ここで押さえておきたいポイントとしては、必ず社内の就業規則で決められた期限より前に退職の意思表示を行うことです。

民法では、最低14日以上前に退職の意思表示をすれば、退職は認められるとされていますが、多くの企業では引き継ぎなども考慮し、退職の1〜2ヶ月前に意思表示が必要なケースが多いです。

もし、規則を守らずに退職の意思表示を行なった場合、退職が受理されず転職できないことも想定されます。この場合、せっかく内定をもらったとしても、期日通りに入社できなくなることもあります。場合によっては内定を取り消されてしまうリスクもあります。

こうしたリスクを避けるためにも、退職の意思表示は規則を確認した上で、それよりも早めに行いましょう。

分からないことは志望業界の転職のプロに相談するのが一番

ここまで、転職の4つのステップに分けて説明してきました。全体像を理解したから実際に動き出せそうだ!という人もいれば、まだまだ進め方が不安だという人もいらっしゃるでしょう。

そうした方は、転職のプロである転職エージェントに相談しましょう。転職エージェントは専属のキャリアアドバイザーがつき、自身のキャリアや能力に応じた企業を紹介してくれます。

また、求人の紹介だけではなく、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、内定後の条件交渉まで、転職が初めてで分からないことが多い方の不安にも寄り添ってくれます。

そのため、転職活動に少しでも不安を持つのであれば転職エージェントに相談するのが一番です。

志望動機づくりや企業選びで重視するポイントは業界ごとに異なる

転職活動を不安なく進めていくには転職エージェントの利用がおすすめだとご紹介しましたが、転職エージェントの中でもさまざまな業界や職種を取り扱う大手総合エージェントからある業界に精通した転職エージェントまで幅広く存在します。

特定の業界専門の転職エージェントは、その業界の求める人物像や評価基準をより細かく把握しており、合格するための選考対策もより充実しています。

特にニッチな業界や専門性を求める業界ほど、業界専門の転職エージェントを利用しているケースが多いです。
もし、明確に進みたい業界が決まっているのであれば、業界専門の転職エージェントを利用することをオススメします。

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