【エンタメ人OB】前職の営業経験を活かして3ヶ月でセールスリーダーに就任。エンタメ業界で活躍出来る秘訣とは

 

エイスリーが展開する、エンタメ業界特化型の総合人材サービス「エンタメ人
エンタメ人」では、エンタメ・マスコミ・広告を始めとした業界志望の求職者と、人材を採用したいエンタメ企業の仲介として、マッチングを図る。

今回はその「エンタメ人」を利用し、人材業界の営業というキャリアを活かし、
TikTokを中心としたSNSの企画セールス部門でリーダーとして活躍されている島さんに話を伺う。

株式会社スターミュージック・エンタテインメント
島嵩登
2022年3月にスターミュージック・エンタテインメント社に入社。
人材業界での営業経験を活かして、エンタメ業界未経験ながらもSNSマーケティングの世界に飛び込み、入社3ヶ月で昇進し、現在セールスチームのリーダーとして従事をしている。

営業活動を行う中で自身のキャリアを見つめ直す

―― 前職ではどのようなお仕事をされていたのでしょうか。

前職では人材業界の大手企業で、クライアント様に求人広告を出していただくために提案営業を行ってきました。

営業成績に関しては、突出して良かったわけではありませんでしたが、予算に関してはしっかり達成は出来ていましたね。

―― 転職しようと決意した理由について教えてください。

前職の企業は新卒から約5年弱勤めていたのですが、特にやりたいことがあって入社したわけではなかったんです。正直、応募をして内定をいただいたので入社をしました。(笑)

ただ、提案営業を行う中で様々な業界・業種の方々とお付き合いする中で、自分の今後のキャリアについて見直す機会が増えてきました。

そうして自分がやりたいことが明確に整理できたため、転職を決意しました。

―― 転職活動の軸はどのようなものでしたか。

元々音楽やお笑い関係、特にTikTokやYouTubeが好きだったので、現職の経験を活かしながら、それらのエンタメコンテンツに関われる仕事に就きたいと考え、転職先の企業選びを行っていました。

―― エンタメ人にご登録いただいたきっかけについて教えてください。

正確には覚えていないのですが…Web上で広告を拝見したのがきっかけだったと思います。「エンタメ業界特化」というフレーズが目にとまり、ちょうど私が行きたい業界に特化しているということもあり、登録をしてみました。

―― 他のエージェントと比較して、エンタメ人の良かったところはありますか。

やはりエンタメ業界に特化していたことが非常に良かったですね。私は他社の大手エージェントサービスも一通り利用していたのですが、他社の場合にはエンタメ業界以外の求人紹介も多数ありました。

ただ、エンタメ人の場合にはシンプルに自分の行きたいエンタメ業界の求人のみをご紹介いただけたので、他社とは違うなと感じていました。

また、レスポンスも非常に良く、会社に在籍しながら転職活動を進める身としてはとても助かりましたね。

前職のスキルを活かして異例の三ヶ月でリーダーに

――スターミュージック・エンタテインメント様への入社の決め手について教えてください

大きく分けて二点あります。

一つ目は、やはり関わりたいと思っていたTikTokを中心として仕事が出来ると思ったからです。

加えてLINE VOOMやInstagramのリールなどにも参入すると伺っていましたので、現在主流になりつつあるショートムービーに関する全般の知識も身につけられることは私のキャリアにとっても大きなメリットになると考えていました。

二つ目は、幅の広い仕事や経験が出来そうと考えたからです。前職は大手企業だったこともあり、役割や業務領域も明確に決まっていましたが、ベンチャー企業の場合には様々なことにチャレンジさせてもらえると感じていました。

自分の興味がある領域に携わることが出来ること、前職とは異なる環境で様々なチャレンジが出来るという点から入社を決意しました。

―― 現在のお仕事内容を教えてください。

クライアント様の窓口に立ちながら、TIkTokを活用したプロモーションの提案営業を行っています。

主にゲーム業界や飲食業界のクライアント様を担当することが多いですが、広告代理店様からプロモーションに関するご相談をいただくこともありますので、そういった意味では、広告代理店様を通して様々な業種のクライアント様からご相談をいただいております。

―― 実際に転職されて、入社前のイメージとのギャップは感じますか。

やりたい仕事にも携われていますし、ギャップはありませんが、想像していた3倍忙しいです。(笑)

大手とは異なり、ベンチャーでは、色々な業務を行う必要があるんだと実感しています。色々な経験ができて、それには忙しさも伴うだろうということは想像していましたが、想像以上でした。リーダーに昇進してからは更に忙しくなりましたね…。

―― リーダーに昇進されたのはいつ頃だったのでしょうか。

入社して三ヶ月頃だったかと思います。元々入社して一週間後の面談ではリーダー候補として考えているということは告げられていました。

恐らくですが、私の前職の営業スキルや経験を評価して下さった部分も大きかったのではないかと考えております。

―― 前職での営業スキルや経験が今に活きていると感じることはどのような点ですか。

そうですね…。一つは、わからない事や気になる部分は積極的に聞きに行くということでしょうか。
提案に関して必要な情報は自分が理解出来るまでヒアリングを行い、準備を行うことを徹底しております。

他にも、受注するまでの考え方は現職でも活きていると感じています。受注するまでには常に課題があり、目的があって、それを整理した上で事前準備を行いクロージングを行う。この流れは以前も現在も一緒です。

「常にロジカルにゴールを目指す」ということが染み付いているので、受注というゴールを目指す上でプラスに働いているポイントかと思います。

また、提案の際には複数パターンを用意することで、受注の確度を高めることは前職でも意識していましたので、そちらも活かせていると感じています。

――前職で培ったスキルや経験を元に現在があるのですね

そうですね。それこそ新卒入社でしたので、社会人として一から全てのことを学びました。ビジネスメールのような基礎的な部分からどのようにクロージングを行うか、提案を優位に進めるためにはどうすればいいか、ヒアリングの仕方やタイミングなど…。

本当にビジネスパーソンとして様々なことを学び、現在に活かせていると思います。

――営業活動において、ご自身が工夫されていることはありますか

常に課題感からずれない提案をすることです。いろいろな提案ができる分、どうしても分散しがちで、ゴールが分からなくなってしまうということが起きてしまいます。そうなると施策として失敗しますので、それは意識しています。

―― リーダーに昇進されて、今後やっていきたいことについて教えてください。

まずは会社から期待されていることを達成したいと思っています。その点で言うと、やはり売上の最大化でしょうか。

現場を全て任されていますので、営業スキルの向上や社内データの活用、社内体制の調整を行い、いかに売上に貢献できるかという点を重視しています。

ただ、売上最大化は重視しつつも、やはりエンタメ業界の企業としてチームのメンバーには楽しく働いて欲しいという想いも持っていますね。

個人の部分で言うと、会社としては広告事業の強化を考えていますので、広告知識を身に付けていきたいです。運用面はもちろん、どのようなクリエイティブがどのような効果を得られるのかというノウハウや経験を積んでいきたいと思っています。

「面白そう」を納得してもらうために必要なスキルとは

――転職して良かったと思うのはどのような点でしょうか。

前職は人材業界の広告営業を行っていたため、課題は採用の部分だけでした。

その課題に対して「自社媒体を使ってどう解決するか」という点にのみ焦点をあてていましたが、今の仕事では、認知獲得や購買、「バズりたい」など……幅広い相談があります。

今あるショートムービーのプラットフォームを使ってどう提案していくか。課題解決に向けていろいろな提案ができることが良いですね。

―― 業務時間以外で普段勉強していることはありますか。

もともとTikTokやYouTubeが好きでしたので、帰宅後もずっとTikTokやYouTubeを見ています。結果として、自然とインプットに繋がり、SNSの流行や動向についての勉強は出来ていますね。

―― 今後、エンタメ業界にチャレンジされる方に向けて、伝えたいことはありますか。

私個人の感覚ですが、エンタメ業界の仕事はシンプルに楽しいです。娯楽に一番近いところにいますので、自分たちがいかに楽しいという気持ちを常に持って仕事ができるかということを意識しています。

―― 求職者の中には、他業種からエンタメ業界を目指す方も多くいらっしゃいます。そういう方が準備しておくといいことはありますか。

「楽しそうだから」「好きだから」という思いは大前提ですが、想像以上にロジカルな世界ですので、課題感からずれれば提案として成り立ちません。常にロジカルに話すというスタンスに慣れておく必要はあるかと思いますね。

―― エンタメは感性が大事だからこそ、「楽しそう」「好きだから」だけでは仕事としては通用しないということですね。

そうですね。感性があっても、そのロジックを説明しないと納得してもらえません。「面白そうだからやりましょう」という提案では通りませんので、ロジカルな考え方は必要です。なおかつ、面白いと思ってもらえるものでなければいけませんので、その両立は大事なポイントだと思います。

―― ありがとうございました!