声優のキャスティングとはどのように行われるのか?オーディションからキャスティング協力までご紹介

声優をオーディションからキャスティングする場合

声優がキャスティングされる1つめの方法は、オーディションです。

Google検索などを用いて試しに「声優 オーディション」と検索してみると、さまざまな声優向けのオーディションが出てきます。

しかし、内容をじっくり確認すると、声優事務所への所属オーディションと声優向けのキャスティングオーディションが、入り混じって検索結果に掲載されているのがわかるでしょう。

そのため、まずオーディションを受ける場合、そのオーディションの目的が声優事務所への所属なのか、それともキャスティングなのかを見極める必要があります。

キャスティングオーディションの場合、オーディションを受けることができる条件として「声優事務所へ所属していないこと」が挙げられているものもあるので、声優事務所へ所属している人は注意が必要だと言えます。

オーディションの種類について

キャスティングオーディションを仕事別に3つに分類し、それぞれの特徴について解説します。

①アニメ・ゲーム・映画・ラジオドラマなど声で演技をするオーディション

キャスティングオーディションの1つめの分類は、アニメ・ゲーム・映画・ラジオドラマなどにおいて、声の演技をする仕事のオーディションです。

近年は、テレビの地上波でゴールデンタイムに放映されるアニメのオーディションの数は減少傾向にあります。その一方で増加しているものが、ゲームに声で出演し、演技を行う仕事です。

「役のイメージに合った演技ができるか」が選考において一番の基準となりますが、声優は、クリエイターや裏方など、さまざまな人と協力して1つの作品を生み出すのが仕事であるため、オーディションの際には、コミュニケーション能力や礼儀作法なども、見られているのを忘れてはいけません。

また、ラジオドラマは映像がなく、作品の全てが声の演技だけで構成されるので、より実力が問われることも覚えておきましょう。

②テレビ番組などのナレーション・ボイスオーバーのオーディション

キャスティングオーディションの2つめの分類は、テレビ番組などのナレーションやボイスオーバーのオーディションです。

ナレーションは、基本的にナレーターが行う場合が多いですが、作品によって声優が行う場合もあるのです。

正確な情報伝達のスキルが必要とされるため、選考基準では発音やアクセントなどを含めたアナウンス力が重視されます。

また、洋画などで、外国語で作成されたオリジナルのセリフを完全に消して、日本語のセリフに置き換えることを「吹き替え」と言いますが、オリジナルのセリフを残しながら日本語のセリフをかぶせる手法を「ボイスオーバー」と言います。

ボイスオーバーの手法は、テレビのドキュメンタリー番組や通販番組でもよく用いられる手法で、「テンションや語り口調などをどれだけオリジナルのセリフに寄せられるか」がポイントになります。

③音楽活動・プロモーション活動のオーディション

キャスティングオーディションの3つめの分類は、音楽活動やプロモーション活動のオーディションです。

音楽活動は、声優自身がアーティストとして行う場合もありますが、架空の役柄で音楽活動を行う場合があります。

例えば音楽系VTuberのオーディションであれば、そのキャラクターとしての演技だけではなく、そのVTuberとしての雰囲気やイメージを壊さない歌唱力も求められるでしょう。

また、プロモーション活動では、イベント出演などが主になるため、声だけではなくルックスにも磨きをかける必要が出てきます。

アイドルのような活動を求められる形となるため、キャラクターや個性が問われるでしょう。

キャスティングオーディションの流れとは

キャスティングオーディションの流れとはどのようなものなのでしょうか。

4ステップに分けてご紹介します。

STEP1|エントリー

キャスティングオーディションにエントリーします。

履歴書やプロフィールなどを、募集要項の内容に応じて準備しますが、ほぼ100%必要となるのが写真です。

自撮り写真やプリクラの使用などは避け、写真スタジオで正式な宣材写真を撮影しましょう。

人物写真の撮影を得意とする写真家の方などに撮影してもらうと、印象がかなり良くなるため、できる範囲で宣材写真は質の高いものを準備することをおすすめします。

また、提出した資料の内容に不備があると選考をしてもらうことができなくなってしまうため、よく確認してからエントリーするようにしましょう。

STEP2|書類審査

キャスティングオーディションのスタッフが、エントリー時に提出された資料を基に審査を行います。

1,000件以上のエントリーがあるキャスティングオーディションも存在するので、実績がしっかりしている人やアピールポイントのわかりやすい人が次の実技審査に進みやすくなるでしょう。

STEP3|実技審査

事務所やオーディション会場において、審査員の目の前でパフォーマンスを披露する形での審査です。

主な内容は次の通りです。

・自己紹介

・歌唱(ない場合もある)

・演技(台本の抜粋したセリフを読むテキストリーディング)

・フリートーク

・質疑応答

演技は1人でセリフを読む場合もあれば、ペアで掛け合いのセリフを読む場合もあるので柔軟な対応力が求められます。

また、審査員の指示に応じて、柔軟に演技を変更できるかどうかも見られるため、事前の練習はしっかりとしておくことが大切です。

STEP4|面接

実技審査だけでは判断しづらい人柄、教養、プロ意識、一般常識などを審査するために行われます。

審査員が1人の場合も複数の場合も存在し、志望動機やアドリブ力が問われる質問などもされる場合があるでしょう。

キャスティングオーディションを突破するために必要なスキルとは

キャスティングオーディションを突破するために必要なスキルとは、どのようなものがあるのでしょうか。

3つご紹介します。

①台本の理解力

声優は、どんな台本であれ正確に読み解き、内容を理解できなければなりません。

役柄やセリフに込められた心情、時代背景や場面設定などをリアルにイメージできる力を求められます。

セリフの読解力はもちろんのこと、歴史や社会情勢など、日頃からさまざまな教養を身に着けておくことで台本の理解力は上がるでしょう。

②想像力・演技力・対応力

声優は、ただセリフを話せればよいのではなく、登場人物の思いを理解し、それを声の演技で表現する必要があります。

そのためには、役柄がどのようなものか想像する力、声で演技する力、セリフが変更になっても柔軟に演技できる対応力が求められるのです。

③一般常識

どのような職種でも変わりませんが、立場の異なるさまざまな職種の人たちと協力して1つの作品を作り上げるのが声優の仕事であるため、礼儀やコミュニケーション能力などの社会人としての一般常識を身に着けておく必要があります。

どれだけ素晴らしい演技ができるとしても、一般常識がない声優はキャスティングされにくいことを覚えておきましょう。

 

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声優のキャスティング協力を行う事務所でキャスティングする場合

声優がキャスティングされる2つめの方法は、キャスティング協力です。

キャスティング協力とは

作品を制作する立場に立ってみると、キャスティングは制作作業の中の1つに過ぎないため、全ての役をオーディションでキャスティングするのは、想像以上の工数がかかってしまいます。

このような時に行うのがキャスティング協力の依頼です。

キャスティング協力とは、主役以外の声優を、その作品の制作スタッフに代わって適切に選ぶ役割を指します。

具体的には、キャスティング協力を行う声優事務所のマネージャーが担当するため、結果的にその事務所に所属する声優が多くキャスティングされることになるのです。

キャスティング協力をよく行う事務所の特徴は

キャスティング協力は、声優事務所のマネージャーが行う業務のため、調整能力に長けたマネージャーが所属している声優事務所が行うことが多いでしょう。

しかし、そのようなマネージャーが所属している声優事務所を探すのは難しいので、各声優事務所のホームページを確認すると、キャスティング協力作品が一覧として掲載されている場合があります。

もし、キャスティング協力で仕事の依頼を受けたい場合は、事務所として積極的にキャスティング協力を行っているかを一覧の中に掲載されている作品数の多さや、自分の好きな作品が含まれているかどうかから判断し、その声優事務所の所属オーディションを受けることをおすすめします。

 

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