人気の職業、YouTuberのなり方とは? 7つのジャンルや向いている人の特徴を解説します

YouTberとはYouTube上にオリジナル動画をアップする人のこと

画像1

「小学生がなりたい職業ランキング」にYouTuberが登場してから、すでに数年が経過しました。
また、昨今の社会的情勢から外出機会が減り、無料動画サービスに触れる時間が増えるに従って、YouTuberを目にする機会も増えているのではないでしょうか。

「YouTberとはYouTube上にオリジナル動画をアップする人のこと」である、ということは、なんとなく想像がつく人も多いですが、さらに掘り下げて解説していきます。

仕事内容はYouTubeに動画をアップロードすること

YouTuberの仕事内容は、YouTubeに制作した動画をアップすることです。より厳密に言うなら、アップした動画をユーザーに視聴してもらうことです。
定期的に見てもらうために、チャンネル登録を促したり、SNS上で動画をアップしたことの告知を行ったりすることもあります。

ジャンルを絞って情報発信している人が多い

YouTuberの多くが、特定のジャンルに絞って動画を制作しています。
商品レビュー、キャンプ動画、ゲーム実況、今月買って良かった商品〇〇選……など、自分が得意とするジャンルかつ、一定数のユーザーが興味をもっていそうなジャンルで絞っていることが一般的です。

ジャンルに特化していたほうが、ユーザーが初めて視聴する際に目に留まりやすいという点と、気に入ってもらええればファンになって定期的に視聴してくれるという点の、2つの利点があります。

また、自分がもっている専門的知識・技術・経験などを利用した動画を制作する場合、「ジャンルを絞らざるを得ない」という事情が影響することもあります。
広告収入を主として収入を得ることができる

さまざまな制限・制約や規約がありますが、投稿した動画には、広告をつけることができます。動画を再生してくれた視聴者が広告を再生することで、その再生数に応じて動画投稿者に収益が入る仕組みです。

ほかにも、企業とタイアップすることで制作費を得たり、メンバーシップの会員費として視聴者からお金をもらったりすることで収益を得ることが可能です。

 

\今なら/
「年収を上げるための教科書〜エンタメ業界編」をプレゼント!

主なYouTuberの種類

画像2

ジャンルを絞って情報発信している人が多いYouTubeには、どのようなジャンルがあるのでしょうか。
代表的な7つのジャンルを見ていきましょう。

①Vlog(ビデオブログ)系

日常をつづるブログ(Webログ)から派生した言葉で、映像+日常ブログのような動画形態です。日々の生活の様子を切り取って「モーニングルーティン」などとして動画化していることが多い傾向にあります。

丁寧な暮らしやオシャレな生活を魅せるパターンもあれば、赤裸々であったりリアルであったりすることを売りにしているパターン、あるいはキャンプや車中泊など、行動そのものにエンタメ要素があるものを動画化するというパターンもあります。

②バラエティ系

テレビ番組でもあるような、楽しい企画、おもしろい企画などを企画・実行するYouTuberたちもいます。
ドッキリやゲーム、「〇〇をやってみた」といった、体を張った企画が行われる傾向にあります。

また、ただのバラエティではなく、そのなかでさらに、クイズバラエティ、サイエンスバラエティなど、バラエティとしてのジャンルが細分化されていることもあります。

③商品レビュー系・ガジェット系

企業から依頼され、費用をもらって紹介する場合もありますが、個人で制作している場合や動画制作し始めた頃は、たいてい特に広告主もおらず、自分が紹介したい物を紹介する、というスタンスが多いようです。

また有名なYouTuberであっても、広告費をもらわない商品紹介を続けている例もあります。
コスメや100円均一商品などでも行われていますが、もっとも盛んなものが、ガジェット系のレビューです。
カメラ、スマートフォン、タブレットなど、「買ってみてどうだったか」を実際に伝えるという動画が多く見られます。

④How to系

主に料理系などが多くあります。時短テクニックを教えてくれるタイプ、「思いもよらなかった新しい手法」などを紹介するタイプ、少し面倒な手順をじっくり丁寧に教えてくれるタイプなどが存在します。
毎日のおかずや作り置きなど家庭的な動画もあれば、特別な日のごちそう、ケーキやパイなどのスイーツ系など、さまざまな種類があります。
また、ボディメイクやトレーニング、メイク術などもこのジャンルです。こちらも痩せるため、魅せる身体にするため、平日の気軽なメイク、特別な日の気合メイクなど、さまざまな種類があります。

⑤ファッション系

季節に合わせたコーディネイトなどを紹介するYouTuberです。そのほか、服や小物、コスメやスキンケアなど、ファッションに特化した情報を提供してくれます。
こちらでも、メイク術などを紹介することもありますが、How to系が「メイク術」であることに対して、ファッション系は「選ぶコスメが何か」といったことを教えてくれる、という違いがあります。

⑥ミュージック系

音楽コンテンツを配信するYouTuberです。「歌ってみた」系の流れを汲む、既存の楽曲に自分の歌声をつける動画や、オリジナル楽曲を配信する場合などがあります。
また、ピアノ、ギター、ドラム、バイオリンなど、楽器を使って演奏することもあります。
プレミアム配信などを利用したYouTube上でのライブを行うことや、実際に会場でのリアルライブを行うこともあるのが特徴です。実際に音楽アーティストとしての本業をもっている方が、認知・拡散の目的でYouTuberとなっていることもあります。

⑦VTuber系

これまでお伝えしてきた①~⑥分類のジャンルとは、少し毛色が異なるジャンルです。
こちらはバーチャルYouTuberの略称で、自分の姿を映さず、代わりにアバターとなるキャラクターを使ってYouTube活動を行っている方たちです。

大きな事務所やプロジェクトが事業として手掛けていることがあるほか、事務所に所属せず個人でもVTuberとして活動している方もいます。
VTuberの「桐生ココ」さんが、2020年のYouTubeスーパーチャットの受け取った累計総額ランキングで、世界1位となったことでも有名です。

しかし実は、同年のスーパーチャットランキングは、100位まで見ても日本のVTuberが相当数ランクインしており、「日本のVTuber文化」は世界的に見ても注目されています。

YouTuberに向いている人とは?

画像3

YouTuberのジャンルを見てきましたが、どのような方がYouTuberに向いているのでしょうか。3つに分けてご紹介します。

クリエイティブで表現することが好きな人

大前提として、「動画を作り続け、投稿しつづける」ことは、根気がいる大変な作業です。動画制作そのものを楽しめなければ、YouTuberとして続けていくことは難しいでしょう。

クリエイティブで表現することが好きであるという性質は、YouTuberになるうえでの前提条件といえるでしょう。

発信することで目立ちたい人

素顔を出し素性を明かしている方もいますが、たとえ隠していたとしても、多くの場合YouTuberは、周囲の人に動画を投稿していることがバレてしまう可能性があります。
そのため目立ちたくない、注目されたくない、という方は向いていないでしょう。

反対に、自分をキャラクターとして活用し、前面に押し出すことに抵抗がない方や、そういった目立つことが好きな方は素質があります。
もちろん、どこまでならばインターネットに出しても良い情報か、ということを判断できるリテラシーは絶対に必要です。

自分のアイデアで業界に対して挑戦を続けたい人

すでにYouTuberはエンタメの最先端ではありません。先人たちが大勢いて、企業や芸能人も参戦している業界です。
そんな世界に今から飛び込むのであれば、これまで以上に「アイデア勝負で挑戦したい」という気概はどうしても必要となります。

自分が起こした行動に対して、ユーザーからの視聴数という形で結果がすぐに返ってくるため、挑戦することが好きな人にとってはたまらない環境ではないでしょうか。

 

YouTuberになるには

画像4

YouTuberに向いている人の傾向がわかったところで、次はなり方について解説します。

YouTuberになるために学歴や資格は求められない

YouTuberになることの特徴の一つは、敷居が低いことです。YouTubeに動画を投稿してしまえば、もうYouTuberへの道が始まっています。一切の学歴も資格も必要ありません。
言い換えれば、これまで社会で積み上げた学歴や資格ではなく、「いかに再生されるコンテンツか」という一点だけで評価される、ということでもあります。

動画の撮影や編集の技術を身につけることが必要

YouTuberと名乗ることは、動画を投稿してしまえば簡単にできます。ですが、それで収益を得て、継続的に動画を投稿し、成功したYouTuberになれるか、というとそんなことはありません。

成功するか否かには、やはり動画のクオリティが関わってきます。
撮影環境を機材・施設の両面で整えたり、編集技術を身につけることで「継続してクオリティが高い動画をアップする」ことができるようになり、それによって継続して視聴してくれるファンを獲得できるようになります。

たとえ一つの動画が大きく注目されたとしても、継続して視聴してくれる層がいなければ続けていくのは難しいのです。

事務所に所属してコンテンツ制作を支援してもらう方法も

YouTuberやYouTubeチャンネルの運営をサポートする事業を手掛ける企業がいくつも存在しています。自分一人、または仲間たちだけで運営することが難しいと感じたら、そのような企業にサポートしてもらうことも手段の一つです。

企業とのタイアップや、ほかのYouTuberとコラボレーションする際の契約まわりを法務的に取りまとめてくれたり、イベント制作やスタッフの手配、各種撮影環境の整ったスタジオの貸し出しなどを行っている事務所もあります。

当然、手厚いサポートになれば、そのぶん渡さなければならないマージンも増えてしまうため、サポートを受ける部分と、自分たちで行う部分の線引きはキッチリ引いておきましょう。

YouTuberに関わる企業に転職したいなら「エンタメ人」へ!

『エンタメ人』は、キャリアアドバイザーにはエンタメ業界経験者が多数在籍している、エンタメ特化・転職支援サービスです。
現状の相談をしたり、将来の展望を一緒に考えたり、選考へのアドバイスをもらったりといったキャリア関連の相談が無料で行えます。
youtuberに関わる仕事を見つけたいという転職志望者の方には、仕事の内容が具体的にイメージできるよう、また入社後にミスマッチを起こすことのないようサポートします。
自分の能力を最大限に発揮したい方は、ぜひ『エンタメ人』までお気軽にご相談ください!