コンサートプロモーターの仕事内容とは?未経験からの転職について紹介
この記事の監修者
大学では、2Dアニメーションの他にMaya、3DMAX等3DCG技術、制作進行等を学修。
大学卒業後、大手映像制作会社にてプロデューサーとして企画、面接、キャスティング、予算管理からディレクションまで幅広い業務に携わる。
プロデューサーとしての経験を活かし、他とは違う一歩進んだ支援を実施いたします
目次
コンサートプロモーターは、音楽業界やイベント業界でも人気の仕事のひとつですが、具体的な仕事内容を知らない方も多いでしょう。そこで今回はコンサートプロモーターの仕事内容や転職事情について詳しくお伝えします。
コンサートプロモーターの仕事内容とは?
まずはコンサートプロモーターの仕事内容について詳しくご紹介します。コンサートを行うにあたって非常に重要な役割を担っていますので、コンサートプロモーターを目指す方はぜひ参考にしてください。
コンサートの企画・プロモーション
自社やクライアントのコンサートを企画し、そのプロモーションをする仕事です。どんなコンサートにするかは既に決まっていることが多いので、アーティストのスケジュールやコンサート会場、広告の出し方、SNSでの発信についてなど、売上促進に関連する事項を決めていきます。
コンサートのターゲット層や集客の見込み人数、チケットの販売方法なども考えなければいけません。そのため広告制作会社やアーティストの所属する事務所などと折衝しながらコンサートの企画・プロモーションを練っていきます。
加えて大規模なコンサートになれば、関係各所との交渉はもちろん、会場を押さえるだけで非常に大がかりになりますし、2年以上かけて準備を行うことも珍しくありません。そのためコンサートの実施日から逆算して、各タスクごとのスケジュール設定・管理を行うことも重要な仕事です。
会場やスタッフなどの手配
コンサートの開催に必要な、コンサート運営のスタッフを手配したり、会場を押さえる手配業務もコンサートプロモーターの重要な仕事となります。
会場の規模や物販・飲食店の有無、警備誘導、音響や照明などの技術スタッフなど、コンサートの概要に合わせて必要な人員を集めるため、人材派遣会社などと折衝する機会は多いです。また、コンサートに必要な機材の搬入についてもコンサート会場の運営側と打合せを行いますし、アーティストやスタッフの移動・宿泊場所・備品などの手配を行う必要もあります。
ここで抜け漏れがあればコンサートの開催に大きく影響を与えてしまうため、コンサートプロモーターは入念に準備を行う必要があるのです。
コンサート当日の進行管理
コンサートプロモーターは、当日の進行管理も行うことも多く、現場のスタッフと打合せしたり、トラブル発生時の対応やオペレーションを行ったりします。場合によっては会場のお客様と直接コミュニケーションを取る場面も出てくるでしょう。
コンサートプロモーターは当日の運営責任者としても動くため、コンサートの流れについて念入りに確認し、スケジュール通りにコンサートを進められるようにする重要な役割を担っています。
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コンサートプロモーターに必要なスキルとは?
コンサートプロモーターの仕事内容についてお伝えしましたが、実際にコンサートプロモーターとして活躍するために必要なスキルはどんなものでしょうか?
仕事内容も幅広いので、それだけ求められるスキルも多くなりますが、その中でも代表的なものをピックアップしてお伝えします。
企画・プロモーションに必要なマーケティング知識
コンサートプロモーターには、広告やマーケティングに関する知識が求められます。なぜなら、コンサートの情報についてより多くの人に伝え集客をするために、マーケティングの知識が必要不可欠だからです。
コンサートを行うアーティストが、どんなマーケットに人気があるのか、ターゲット層に響くプロモーションをするためにはどんな方法が最適なのか、予算やスケジュールなどもふまえて考える必要があります。
例えばSNSを使うのかCMを作るのかでも、ターゲット層や予算は変わるでしょう。また、ネット広告を使う場合でも、リスティング広告や動画広告など様々な種類があり、多くの選択肢から最善の方法を選ぶためには、広告やマーケティングの知識がないと難しいのです。
会場やスタッフの手配に必要なスケジュール管理
コンサートプロモーターはスタッフや備品・交通手段の手配や、コンサート会場・宿泊場所の予約など、スケジュールから逆算して行わなければいけない仕事がたくさんあります。加えてコンサート当日の進行管理も行わなければなりません。
そのため、コンサートを無事に開催するために必要なタスクを洗い出し、スケジュール管理を行うスキルは、コンサートプロモーターに必要不可欠です。
例えば、東京ドームのような大きな会場では、スケジュールが2年以上前から埋まっていることも珍しくありません。加えてプロモーション用の動画や写真を撮影するには、アーティストの予定を縫って撮影会場やスタッフを押さえる必要もあります。
このように、コンサートの企画・運営にはやらなければいけない仕事がたくさんあり、それぞれ期日が異なりますので、全体を把握しながら進捗管理が出来るスキルは、コンサートプロモーターにとって非常に重要です。
当日の進行管理に必要な臨機応変な対応力
コンサート会場などのような、不特定多数の人がたくさん集まる環境では、予想外の出来事やトラブルが起きがちです。そのためイレギュラーなケースにも柔軟に対応できる臨機応変な対応力が求められます。
音楽機材のトラブルやお客様からのクレーム、スタッフの体調不良など、起こりうる様々なトラブルを想定して事前に準備を行うことは重要ですが、それだけでは対応しきれないトラブルも珍しくありません。そのためコンサートプロモーターには、そういった状況でも素早く判断し臨機応変に対応できるスキルが求められます。
コンサートプロモーターになる方法とは?
コンサートプロモーターの仕事内容や求められるスキルについて詳しくお伝えしてきました。コンサートの開催にあたって非常に重要な役割を担っている仕事ですが、コンサートプロモーターになるためにはどうしたら良いのでしょうか?複数の方法がありますので、それぞれご紹介します。
アルバイトや派遣社員からステップアップする
コンサートプロモーターの多くはイベント制作会社で活躍していますが、会社やクライアントの予算を使ったプロモーション活動も行うため、未経験から転職することは大変厳しくなっています。しかし、コンサートやイベントの現場で働くスタッフは、アルバイトや派遣社員などで未経験から採用しているケースが多いです。
現場で経験を積みながら、少しずつ責任の大きなポジションへステップアップしたり、自ら手を上げて重要な役職へチャレンジしたりすることで、コンサートプロモーターへキャリアアップ出来る可能性があります。
音楽業界やイベント業界は実務経験を重視する傾向が強く、アルバイトや派遣として経験を積んでから社員登用されるケースも珍しくありません。そのためコンサートプロモーターを目指すなら、まずは雇用形態を問わずに実務経験を積むことを目指しましょう。
業界経験を活かして転職をする
コンサートプロモーターとしての経験が無くても、同業界で実務経験を積んでいれば未経験からのチャレンジは十分可能です。業界の知識があることでコンサートプロモーターの仕事に活かすことも出来ますし、実績を積んでいればそれがアピールにもなります。
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イベント業界で転職するなら「エンタメ人」へ!
今回は、コンサートプロモーターの仕事内容や転職事情についてお伝えしてきました。アーティストの重要な活動であるコンサートに関して、深く関わることが出来るため、音楽業界やイベント業界に興味がある方にはとても魅力的な仕事といえるでしょう。幅広い仕事を担当するため大変さもありますが、コンサートが無事終わったときの達成感や、やりがいも大きい仕事となっています。
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