テレビディレクターになるために必要な学歴と求められるスキルについて解説

この記事の監修者

志土地
志土地キャリアアドバイザー

番組制作会社に新卒入社後、リサーチ会社に転職。
長年、テレビ番組などで扱う情報や映像などのリサーチャーとして勤務。
働く中で、エンタメ業界で人材が流動的なのを目の当たりにしたことをきっかけに、
エンタメ業界で働きたい方・業界内の転職を考えている方の転職サポートをしております。

テレビディレクターに必要な学歴は会社によって異なる

日常的にテレビを見る人であれば、その番組がどのように作られているかについて関心を持つことも少なくないでしょう。また、最近ではユーチューバーが注目されたことで、コンテンツの制作について興味を持つ人も増えたのではないでしょうか。

テレビ番組のコンテンツ制作で、重要な役割を担うテレビディレクターになるために必要な学歴について解説します。

テレビ局は四大卒以上の学歴を求められることが多い

キー局を始めとするテレビ局の採用試験の多くは、学歴の採用条件に四大卒以上と定められている場合が多いです。これは地方局も同様で、テレビ局は選考の倍率も高いことから、入社にあたっては狭き門であると考えられています。

ただし、テレビ局は制作された番組を放送したり、放送に際して広告を出稿してくれるスポンサーを探すのが主な仕事であり、テレビ番組は、制作会社によって作られるケースがほとんどです。そのため、テレビディレクターとしての活躍を検討する際には、制作会社への入社を検討したほうが良い場合があります。

制作会社は高卒や専門学校卒でも働くことができる

テレビで放送される番組の多くを制作している制作会社では、テレビ局のように四大卒以上という採用条件を設けていません。専門学校卒はもちろん、短大や高卒でも入社できる会社もあります。

ただし、海外の情報を扱うコンテンツを中心に制作しているような制作会社では、語学力が求められたり、ディレクターが構成を考える際には構成力を求められたりする場合もあるため、選考を受ける際には注意が必要です。

どちらも中途採用を行っているケースが多い

テレビ局、制作会社のいずれも中途採用を行っています。テレビ局の場合には、先述した通り新卒での倍率が高いため、中途採用として入社を目指すというケースがよくあります。

一方で制作会社では、激務な企業もしばしばあることから、なかなか人が定着しにくい背景も考えられ、テレビ局よりもさらに高い頻度で中途採用を行っている場合があります。

ただし、中途採用の場合にはいずれも即戦力を求めているケースが多いため、企業で活かせるスキルを存分にアピールすることが必要になります。

 

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テレビディレクターのキャリアステップ

学歴については、先述した通りであり、企業に入社していきなりディレクターとして活躍するケースは非常に稀で、現場で経験を積みながらキャリアアップしていくことで、ディレクターを目指す必要があります。

一般的なテレビディレクターになるまでのキャリアステップについて解説します。

①AD|下積みとして任される制作現場の補助的な役割

まず入社をして一番初めに就く職種が、ADといわれるアシスタントディレクターです。

ADの主な仕事は、制作現場や撮影の際の実務を補佐していくことで、テレビディレクターの指示のもと様々なサポート業務を担います。

撮影前のリサーチや、ロケハンといわれるロケ地を探す業務、撮影時のサポートやその後の編集補佐などが具体的な業務内容になります。

テレビディレクターになるための下積み期間として、誰もが経験するポジションですが、地方局では年収500万円ほどあるものの、制作会社では200万円台に留まってしまうケースも少なくありません。

②テレビディレクター|制作現場の責任者で監督や編集の責任を持つ立場

テレビディレクターは、制作現場の責任者として演出や脚本などの工程をまとめるのが主な仕事です。収録の際には現場監督として立ち回り、収録した内容の編集に関しても責任を持つ立場です。

ディレクターの編集や演出によって、そのコンテンツの面白さが大きく左右されるため、やりがいは大きな仕事ですが、その反面激務な日々が続くことが考えられます。

年収は、キー局や地方局でおよそ700万円台から1000万円台になります。一方で、制作会社ではテレビディレクターになっても年収が400 万円から、500万にとどまることも多くあるため注意が必要です。

③プロデューサー|制作の方針を決定する

テレビ番組の制作において、コンテンツの企画や前提の進行を担うのがプロデューサーです。一般的にテレビディレクターとして実績を積んだのち、プロデューサーの役割に就くというケースが一般的です。

このようにプロデューサーは、ADが下積み期間を経て就くことができる職種で、年収としても1000万円から1500万円ほどにのぼるといわれています。

テレビディレクターの仕事に求められるスキル

先述した通り、テレビディレクターは中途採用でも入社をすることが可能です。

未経験の状態でこの業界に飛び込む際に、選考の場でアピールしておきたいスキルについて解説します。

テレビディレクターの仕事に求められるスキルは、一般的な企業での経験でも身につけられるものが多く、未経験でも十分にアピールできる材料となるため自身の経験について振り返ってみると良いでしょう。

マネジメントスキル

テレビディレクターは、制作業務を通して様々な職種をまとめていくことが求められます。現場における、周囲の進捗を随時確認しながら、まとめ上げていくスキルが必要です。

マネジメントスキルは、テレビ業界でなくても一般的な企業で身につけられるスキルです。

過去に業務上でマネジメントの役割を担っていた人であれば、マネジメントしていたグループの規模感や、プロジェクトの内容など、経験に沿って選考でアピールすると良いでしょう。

ディレクションスキル

仕事上でプロジェクトのディレクションをした経験がある方は、テレビディレクターとしても活躍できる場合があります。テレビディレクターも、全体の工程管理や現場で関係各所の調整を行うため、あらゆる場面で経験が活きることが考えられます。

あらかじめテレビディレクターの仕事内容を確認しておき、自身のディレクションスキルの活かし方について面接の場でアピールすると良いでしょう。

柔軟な考え方で臨機応変に対応できるスキル

全体工程の管理や、制作に携わる様々な職種とのすり合わせなどを行うテレビディレクターにとって、特に重要とされるのが物腰の柔らかい考え方で、突発的な出来事にも臨機応変に対応するスキルです。

テレビディレクターとして最大限のパフォーマンスを発揮するために、自分の中で得意な制作の方法や流れが出来てくる一方で、思い通りに事が進まないことも少なくないため、その都度、状況に応じた対応をしていくことが求められます。

これらは、業務上での経験はもちろんですが、面接の場での受け答えなどでも企業から評価されるポイントになります。テレビディレクターを目指したい場合には、面接で聞かれることなどあらかじめ対策を取り、自分の考えをまとめておくことで、面接の場でも焦らず柔軟な考えを持つ姿を見せることができます。

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