アニメーターになるには?未経験からの転職・キャリアアップのコツを伝授!

この記事の監修者

非公開: 荻原
非公開: 荻原キャリアアドバイザー

大学では、2Dアニメーションの他にMaya、3DMAX等3DCG技術、制作進行等を学修。
大学卒業後、大手映像制作会社にてプロデューサーとして企画、面接、キャスティング、予算管理からディレクションまで幅広い業務に携わる。

プロデューサーとしての経験を活かし、他とは違う一歩進んだ支援を実施いたします

未経験からアニメーターになるには?気になるアニメーターへの転職事情

アニメーションの制作過程で「作画」といわれる、絵を描いたり動きを表現する仕事を担当するのがアニメーターです。一般的には専門の学校等を卒業して就くイメージが持たれますが、未経験からアニメーターになれるのか解説します。

画力さえあれば未経験でもアニメーターになることは可能

アニメーターに求められるのは、絵を描くスキルが中心であるためスキルさえあれば未経験でもアニメーターになることは可能だといえます。採用されるのも、専門学校を卒業して現場経験のない人が多いことから、経験の有無よりも技術が重視されることが考えられます。

CGやデジタル技術に長けた職務経験がある人ならより採用されやすい

職務経験でコンピュータを使ったCGやデジタル技術に触れたことがあれば、より採用される可能性が高くなります。

アニメーションの制作現場でもデジタル技術の導入が進んでおり、アナログで絵の技術が高いだけではなく。ソフトなどを活用したことのある経験が重宝される傾向にあります。

仕事以外の趣味などで使用した場合でも、スキルとして活かせそうな点については採用選考の場で積極的にアピールすると良いでしょう。

学歴や資格は必要?大卒・専門学校卒・高卒の就職状況

アニメーターになるために、学歴や特別な資格は必要ありません。また、アニメーションの専門学校や、美大を卒業してもアニメーターになれるとも限りません。

先述した通り、重要なのは画力であるため、技術さえあれば新卒者・既卒者問わずアニメーターになることはできると考えられます。

ただし、自分だけでは自身の画力を客観的に評価することは難しいものです。アニメーターになることをより現実的にするためにも、制作会社などプロの第三者から評価してもらった経験があると良いでしょう。

 

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アニメーターの仕事で求められるスキルと面接でのアピール方法

アニメーターになりたい方必見です!

①緻密な表現ができるデッサン力

デッサン力が試される具体的な場面

アニメーションの質は、アニメーターのデッサン力に左右されます。登場するキャラクターの個性は、表情の変化や動きによって生まれるため、緻密なデッサン力はアニメーション制作に携わるアニメーターとして重要なスキルです。

面接でのアピール方法

アニメーターは採用面接の場でデッサン力をアピールすることはほとんどありません。アニメーターの採用選考では、面接の前にポートフォリオなどを用いて作品の審査があり、デッサン力はその時点でアピールすることになります。

選考時に提出するデッサンは、物の質感や明暗が伝わる作品を選ぶことをおすすめします。

②過酷な制作現場に耐えられる忍耐力

忍耐力が試される具体的な場面

アニメーションの動きを表現するため、細かい変化をつけたカットを時には何百枚と書かなくてはならないことがあります。また、何度も描き直しを要求されることもあり、そのような過酷な環境に耐えられる忍耐力は、アニメーターに必須のスキルだといえます。

面接でのアピール方法

未経験者であっても、過去の職務経歴で細かい作業を何時間も続けたことや、取引先からの要望で何度もやり直しに応じたことなどの経験があれば、具体的なエピソードとして話すことができます。経験者の場合には、自身が行ってきた具体的な作業量を伝えることで、忍耐力をアピールできます。

また、アニメーターとして過酷な環境に身を置くことについて、「良い作品を作るために必要なことだ」など、明確な自分の考えを伝えることができれば採用に近づくでしょう。

③コミュニケーション能力

コミュニケーション能力が試される具体的な場面

自分の作業に集中し続けるイメージのあるアニメーターですが、コミュニケーション能力も求められます。1つのアニメの制作はアニメーターだけでなく、多くの職種が関わりコミュニケーションを取りながら進めていきます。1人で作業しているのではなく、多くのプロと一緒に進めていく必要があることを覚えておきましょう。

面接でのアピール方法

コミュニケーション能力は、採用面接の場での実際のやり取りを通じて評価されるケースが多いです。そのため、相手の質問の意図を汲み取り、正確な回答をするよう心がけましょう。また、聞かれた質問に対して、複数人で協働して物事を進めていったエピソードを話せるものがあれば、具体的なエピソードとして話すことで、コミュニケーション能力を評価してもらいやすくなります。

アニメーターになるために必須のデッサン力を高める3つの方法

先述している通り、未経験であってもデッサン力と一定のコミュニケーション能力があれば、アニメーターを目指せます。特にデッサン力を高めることはアニメーターになることを実現させるために重要だといえます。

誰でも今すぐできるデッサン力を高める方法について解説します。

①輪郭線で捉えず丸みや奥行きの表現を心がける

デッサン初心者はつい、描く対象物を輪郭線で捉えてしまいがちです。しかし、これをしてしまうと二次元の枠を飛び出すことができません。物には丸みや奥行き、明暗があります。これらを平面的ではなく立体的に描くことで、デッサンのレベルが格段に上がります。

②モチーフ(対象物)を客観的に見て描く

人がモチーフを描こうとするときは、想像以上に主観的に対象物を見てしまうものです。例えば人物、アニメでいうキャラクターの顔を描くときには、目が大きくなりすぎてしまったり、それぞれの部位同士の距離感など、不自然な形になってしまうものです。

自身の思い込みを極力減らし、対象部を客観的に描くことがデッサン力の向上に繋がります。

③描く時間よりもモチーフを観察する時間を長く取る

出来上がった作品に違和感を感じるとき、その原因の多くは対象の観察不足によるものです。客観的かつ三次元的に対象を捉えて描くことで、描きたいものの質感が表現され、最終的な作品の出来栄えに繋がることを覚えておきましょう。

【さらなるキャリアアップを目指して】アニメーターからのキャリアパス

アニメーターを志す際には、その先のキャリアステップについても知っておく必要があります。忍耐力が求められ、時には過酷な作業もあるアニメーターですが、実力をつけることで開ける将来があります。

アニメーターとして現場で活躍したあとのキャリアの例を挙げて解説します。

①ディレクターとして制作メンバーのマネジメントに従事する

まず挙げられるのが、ディレクターとして全体的なマネジメントに従事するキャリアです。ディレクターは「作画監督」ともよばれ、アニメーターが制作したアニメーションの動きなどを見て、作品全体の統一感を作るポジションです。

各アニメーターへの役割分担や工程のスケジュール管理なども行うチーフ的な役割を担います。

②企画や品質管理などを担うプロデューサーとして活躍する

2つ目に挙げられるのが、制作するアニメーションの企画立案やアニメーターの採用、予算の管理、クライアントとの折衝などを行うプロデューサーとして活躍する道です。

現実的な予算管理に基づく提案力などが求められるポジションです。

③フリーランスのアニメーターとして独立する

最後に、フリーランスとして独立する道も考えることができます。

スキルを持ちながら、より多くの案件を受注できる作業効率と質の担保が必要になります。

独立をする前に、人脈などを作っておき仕事を受注できるようにしておくと良いでしょう。

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